「薬がおうちに届く未来」を実現する試み
2026年1月28日から、株式会社Kiviaq(キビヤック)と東急株式会社が連携し、処方薬の新しい配送サービスの実証実験を開始します。これは、東急線沿線に住む患者が、自宅で簡単に処方薬を受け取れることを目指した先進的な取り組みです。
背景にある医療アクセスの変化
現代の医療環境は、患者の状況に応じて大きく変化しています。体調がすぐれない時に薬局に出向くこと、育児や介護、仕事による時間の中断、混雑した場所での二次感染のリスクなど、さまざまなハードルが存在します。これらを解消するため、キビヤックと東急は、テクノロジーを駆使した新たな製薬配送システムを構築しました。
実証実験の内容と流れ
この実証実験は、2026年6月30日まで、品川区、大田区、世田谷区、目黒区のエリアで実施されます。患者は、対応医療機関で受診後、処方された薬の情報が「キビヤックファーマシー」に連携されます。続いて、患者にはLINE通知が届き、薬剤師によるオンライン服薬指導が提供されます。
このプロセスを経て、完了した処方薬は「東急ベル」を利用して、最短当日中に患者宅へ配送されます。平日15時までに服薬指導が終了した場合、なんと21時までに届くという迅速なサービスが実現されます。
便利な医療体験の未来
この新しい仕組みの目的は、「必要な薬が、必要な時に、手軽に届く」を実現することです。患者にとっての利便性を高め、医療へのアクセスを根本的に変える可能性を秘めています。オンライン服薬指導から自宅での薬の受け取りまでをシームレスにつなぐことが、本実験の大きな特徴です。
キビヤックと東急の協力
キビヤックは、医薬品のSCM事業と調剤薬局事業を展開する株式会社であり、2025年に設立されました。代表の岡田俊氏が指揮をとり、革新的な医療環境の構築に取り組んでいます。一方、東急はすでに2012年から「東急ベル」を通じて、家庭向けの配送サービスを展開しており、医療配送分野への進出は自然な流れと言えるでしょう。
おわりに
これからの医療は、患者のニーズに合わせたフレキシブルなサービスが求められます。キビヤックと東急の協力による新たな薬の配送サービスが、より多くの人々に安心と便利をもたらすことを期待しています。実証実験の成功は、医療分野全体に革新をもたらす大きな一歩となるでしょう。