オーティファイとDXCテクノロジー・ジャパンが戦略的提携を発表
オーティファイ株式会社(本社:東京都中央区)が、世界的なITサービスプロバイダーであるDXCテクノロジー・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区)と戦略的パートナーシップ契約を締結したことが発表されました。この提携は、AI技術を活用したアプリケーション開発の分野で、新たな取り組みを生み出すものです。オーティファイが提供するプラットフォーム「Autify」は、ソフトウェア開発ライフサイクルを通して要求に対応できる能力を持っています。
パートナーシップの目的
このパートナーシップの主な目的は、DXCテクノロジーがエンタープライズ企業向けに提供するアプリケーションモダナイゼーションやクラウド移行サービスといったソリューションに、オーティファイの生成AIによるテスト自動生成・実行機能を統合することです。これにより、AIを用いた新たな品質保証モデルの構築が目指されます。
アプリケーション開発の生産性向上はAIの利点の一つですが、同時に品質を保つための「テストケースの設計、自動化、メンテナンス」が依然として人的な労力に頼っています。特に、大規模システムやミッションクリティカルな環境では、開発スピードと品質を両立させることが大きな課題となっています。この提携によって、オーティファイは次のような成果を目指します。
1.
ミッションクリティカル領域のデジタルトランスフォーメーションの推進: 大規模システムでも、高品質を確保しつつ迅速なリリースサイクルを実現します。
2.
生成AIによる品質保証の標準化: 属人的になりがちなテストプロセスをAIにより自動化し、持続的な品質担保を目指します。
3.
エンタープライズ支援の強化: 世界的な実績を持つDXCと連携することで、日本企業の競争力をさらに高めます。
日本企業への貢献
オーティファイは、これらの取り組みを通じて生成AIを用いた開発プロセスの自律化を進め、日本企業のデジタルトランスフォーメーションの推進に寄与します。そして、2026年には事業売上を2倍に成長させることを目指しています。
DXCエグゼクティブのコメント
DXCテクノロジー・ジャパンの代表取締役社長、西川望氏は「オーティファイとのパートナーシップ締結を非常に嬉しく思います。オーティファイの専門的な品質保証の知見と、AI技術を活用した製品の実装は、DXCのアプリケーションサービスの進化に寄与します。このパートナーシップを通じて、日本企業のデジタルトランスフォーメーションを加速し、競争力を強化していく所存です」と述べています。
DXCテクノロジーについて
DXCは、グローバルな企業や公共機関に対して、ソフトウェア、サービス、ソリューションを提供するリーディングテクノロジー企業です。急速なデジタル変革を支援しながら、AIの活用を通じて顧客のビジネス成果の迅速化に貢献してきました。特にマネージドインフラストラクチャサービスや業界特化型ソフトウェアにおいて、深い専門知識を有し、テクノロジー資産の近代化、セキュリティ強化を実現しています。
オーティファイについて
オーティファイ株式会社は、「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」というミッションのもと、AIと人の協力により、ソフトウェア開発ライフサイクルを一気通貫でサポートするプラットフォームを提供しています。自動テスト生成ツール「Autify Nexus」や、品質保証を支援する「Autify Pro Service」、さらには生成AIが提供する「Autify Genesis 2.0」など、幅広いツールを通じて、IT人材不足の現状に対応した開発環境の構築を目指しています。