ドイツデザインの魅力を探るセミナーが開催！成功の秘訣とは

2023年8月27日、ドイツ・ハンブルクに拠点を置くデザインスタジオ「ぺーター・シュミット・グループ」と日本のJDPが共同で行ったセミナーが、多くの関心を集めて開催されました。このセミナーでは、「ドイツブランドが世界で成功する理由」というテーマのもと、ドイツデザインの本質とその背後にある成功の要因について深掘りされました。

ぺーター・シュミット・グループの紹介

ぺーター・シュミット・グループは1972年に設立され、数多くのラグジュアリーブランドや世界的企業のデザインとブランディングに携わってきたドイツ最大のデザインスタジオです。最近、彼らはヨーロッパで培った知見を活かし、日本企業の海外展開を支援するためにも現地での事業を拡大しているとのこと。さらに、ドイツブランドに関する講演も行う予定です。

セミナーの内容

セミナーでは、ドイツのデザインセンスがどのようにして国際的に評価され、今もなお多くの人々に愛され続けているのか、具体的な事例を通して説明されました。以下の5つのセクションで構成され、さまざまな視点からドイツデザインの魅力が検証されました。

1. ドイツが誇るデザインアイコン

ドイツの自動車やカメラ、ファッションブランドなど、歴史的に愛されてきたブランドの例を挙げ、そのデザイン哲学について言及。これらのブランドは時代を超えて一貫した理念を持ち続けており、過去のヘリテージと現代的感性の融合が感じられます。

2. ドイツデザインの歴史

ドイツの主要なデザイナーの作品を振り返り、それぞれのロゴや建物が持つ独自性に焦点を当てました。本質に迫ることがこのデザインスタイルの真髄であり、作品にはデザイナーの思いや哲学が反映されています。

3. ドイツデザインのエッセンス

ここでは、ドイツデザインに共通する5つの重要な要素が解説されました。プロダクトの機能性やデザインの精緻さ、不変性、一貫性が強いブランド力を可能にする理由だとされます。

4. アイコンからブランドへ

セミナーでは、世界的に知られるドイツブランドの成功モデルを紹介。それらがどのようにして人々に受け入れられ、ブランドを確立していったのか、戦略やストーリーが語られました。親しみやすいコミュニケーションがブランド形成の鍵であると強調されました。

5. ブランディングとデザインの未来予測

最後に、今日のデザインが抱える課題について討論され、未来のブランドには独自性や文化的な背景、合理的なアプローチが求められるであろうとされました。

セミナーの反響

会場には20代から30代の若い参加者が多く、席はほぼ満席でした。質疑応答では熱心な質問が飛び交い、参加者同士の交流も活発に行われました。セミナーは大盛況のうちに終了し、その後の懇親会では多くの方々が参加して交流を深める場となりました。

このように、ドイツデザインの深い理解とともに、今後の展望を考える貴重な機会となりました。