東京都が体験農園整備・運営費を補助!都市農地の保全と地域交流活性化を支援
東京都が体験農園整備・運営費を補助!都市農地の保全と地域交流活性化を支援
東京都は、農業生産だけでなく、防災やレクリエーションなど多面的機能を持つ貴重な都市農地の保全に力を入れています。その取り組みの一環として、今年度新たに、生産緑地の貸借制度を活用した体験農園等の整備・運営を行う事業者を支援する補助金を創設しました。
この補助金は、都市農地の保全と「農」を通じた多世代交流や地域交流の活性化を同時に実現することを目的としています。生産緑地の貸借制度を利用して都内の農地を借り、体験農園などを整備・運営する個人事業主、法人、地方自治体が対象となります。
補助金の対象となる費用
補助金の対象となる費用は、体験農園の整備と運営に要する費用です。具体的には以下の費用が補助対象となります。
整備に関する費用
工事費
農業機械
運営に関する費用
農園管理に係る人件費
生産緑地賃借料
補助率と上限額
補助率は、整備費用と運営費用で異なります。
整備に関する費用
補助率:2分の1以内
補助上限額:1,000万円
運営に関する費用
補助率:1年目…3分の2以内、2年目…2分の1以内、3年目…3分の1以内
補助上限額:1年目…1,000万円、2年目…750万円、3年目…500万円
受付開始
補助金の受付は、令和6年7月1日(月曜日)から開始されます。
受付窓口
産業労働局農林水産部農業振興課
制度の詳細
制度の詳細については、東京都のホームページで確認できます。
この補助金制度は、「生産緑地を活用した体験農園等普及事業」として、「『未来の東京』戦略」を推進する事業の一つです。特に、同戦略の「緑溢れる東京プロジェクト」に貢献する取り組みとして位置付けられています。
都市農地の保全と地域活性化への期待
この補助金制度は、都市農地の保全と地域活性化に大きく貢献すると期待されています。体験農園の整備・運営を通じて、都市住民と農業のつながりを強化し、農業の楽しさや重要性を再認識させることができます。また、地域住民の交流を促進することで、地域社会の活性化にもつながると期待されています。