京都橘大学、新しい入試方式を導入
2026年度の入学を目指す学生に対し、京都橘大学が新たな選抜方法を発表しました。その名も「総合型選抜 デジタルクリエイション講座参加方式」です。この新方式は、加速するAI技術の普及とそれに伴う高度なデジタルスキルを必要とする社会課題に応えるために設計されました。特に、次世代を担う創造的で実践的な人材を育成する目的があります。
AI時代に求められるスキルとは?
AIが日常生活のあらゆる場面に溶け込んでいく中で、創造力と実践的思考力が極めて重要です。本入試方式では、ただ学力を測るのではなく、受験生がデジタル表現や映像制作、クリエイティブ思考を学び、実際に課題に取り組む姿勢を評価します。このような新しいアプローチによって、入試改革が進められることになります。
新入試方式の詳細
この入試方式の具体的なフローは次の通りです。受験希望者は、2025年7月20日の日曜日に開催されるオープンキャンパスにて指定講座「デジタルクリエイション講座」に参加します。この講座では、ゲーム開発ツールを用いた実践的な活動があり、受講者は基礎編と応用編の両方を体験できます。
参加者は講座を経て、得た知識をもとにバーチャル空間で「ピタゴラ」的な装置を作成する課題に取り組みます。その作品と課題への取り組み姿勢が、選考における評価の一環となります。このように、多面的な能力を重視する選考方法が特徴的です。
対象学部と選考基準
この新入試方式は、仮称のデジタルメディア学部や工学部ロボティクス学科、工学部情報工学科を対象としています。また、選考は書類審査を含むもので、成果物と出願資格が重要視されます。
新方式の導入にあたっては、計画内容が変更される可能性もありますので、受験を希望する方は、最新情報を各自確認することが必要です。入試情報に関しては、京都橘大学の公式サイトで詳細をチェックできます。
未来の人材育成を目指して
入試改革のみならず、デジタル時代における教育のあり方がますます注目される中、京都橘大学はその基盤を築きつつあります。学力だけでは測れない創造性や実践力を重視し、新しい時代を切り拓く人材を育成するその取り組みは、多くの学生にとって大きな期待を抱かせるものです。
この「デジタルクリエイション講座参加方式」によって、何が実現されるのか、今後の展望が楽しみです。