SPREADの展覧会『明日は何色？』で色の力を体感しよう

展覧会『SPREAD by SPREAD 明日は何色？』

今年の秋、東京・青山の文化複合施設SPIRALにて、クリエイティブユニットSPREADによる展覧会『SPREAD by SPREAD 明日は何色？』が開催されます。会期は2021年10月27日から11月7日までの11日間。今回は過去の作品に加え、リニューアルされたコンテンツをお楽しみいただける機会となっています。

SPREADとは？

SPREADは、環境や生物、物、時間、歴史、文字など、あらゆる記憶を融合させて「SPREAD=広げる」をテーマに、さまざまなデザインやディレクションを行っているユニットです。彼らの信念は「過去を見つめることが未来を創出する」というもので、2004年からタグラインに基づく「Life Stripe」というアートワークを発表してきました。この作品は、生活の記録をストライプ模様で表現したものです。

アートと感情の交差点

2020年、新型コロナウイルスのパンデミックが広がる中で、人々の思考や生活は大きく変化しました。SPREADの二人もこの変化に向き合い、感情を深く探求する時間を過ごしました。その結果生まれたのが「色は喜び」という新たなコンセプトです。このコンセプトのもと、最近ミラノで開催したデザインプラットフォーム「ALCOVA」でのエキシビションが高い評価を受けました。この度の展覧会ではその新作アートをはじめ、国内外で発表した作品も展示します。

展覧会の内容

開催場所であるSPIRALはSPREADが「文化の公園」と呼ぶ場所で、多くの来場者に親しまれています。展示会では、ダンスの祭典「Dance New Air」とのコラボレーションにより、新作「Much Peace, Love and Joy」に関連したダンスパフォーマンスも行われます。振付家の柿崎麻莉子による表現は見どころの一つです。また、オンラインダンスワークショップも開催され、子育て中のアーティストや観客のサポートも行います。

さらに、展示作品をテーマとした特別なネイルが展開され、スパイラルカフェでは色彩が際立つ限定メニューも提供されます。そして展示会の入口では、SPREADがセレクトした色に関連するアイテムの展示販売が行われる予定です。