軽井沢で体験するナンタケットバスケットの世界
8月27日(土)と28日(日)の2日間、軽井沢プリンスホテルにてナンタケットバスケットの展示会が開催されます。今回は、アメリカ東海岸の美しい離島、ナンタケット島の伝統工芸品であるナンタケットバスケットが100点以上展示され、その魅力を存分に楽しむことができます。
ナンタケットバスケットとは?
ナンタケットバスケットは、その美しいデザインと丈夫さから「世界一美しいバスケット」と称されています。過去にはエリザベス女王やジャクリーン・ケネディなど、多くのセレブリティに愛用されています。このバスケットは、鯨の油を入れる樽の周りに籐を編んだことが起源となり、それ以来、アメリカを中心に世界中で高く評価されています。
文化と技術の継承
今回の展示会では、New England Nantucket Basket Associationが指導するインストラクターとその生徒の作品が紹介されます。多様な型や木材の組み合わせから生まれるオリジナルバスケットが、訪れる人々の目を楽しませることでしょう。できる限り多くの作品を一挙に見ることができる貴重な機会です。
物販会場での特別体験
展示会では、バスケットの展示だけでなく、物販会場も展開されます。協会を運営するGrayMistを始め、軽井沢彫の大坂屋家具店や大倉陶園など、名だたる7社が参加し、それぞれのオリジナル商品やナンタケットバスケットとコラボした特別商品の販売も行われます。多くの企業とのコラボを通じて、ナンタケットバスケットの文化をより深く知ることができます。
なぜ軽井沢での開催なのか
軽井沢とナンタケット島には、山と海という違いがあるものの、空気感や豊かさへの価値観に共通点が多く見られます。また、避暑地としても知られる両地域は、訪れる人々にとって魅力的な場であり、ナンタケットの空気感を再現するのに最適です。
昨年の展示会では、コロナ禍にもかかわらず300人以上が訪れた実績があるため、多くの方々に楽しんでもらえる期待が高まっています。
ナンタケットバスケットの未来
New England Nantucket Basket Associationは1999年に設立され、この伝統工芸を次世代へと受け継ぐために活動しています。現在、国内外で約80の教室が展開されており、バスケット制作技術の教育に注力しています。
代表の八代江津子は、ナンタケット島で認められた日本人初のバスケットメーカーであり、伝統技術を日本に持ち帰り、後進の育成にも力を入れています。
最後に
ナンタケットバスケットの展示会は、見て楽しむだけではなく、製作技術や文化を体験し、理解を深める場でもあります。この夏、軽井沢で行われる特別な時間をぜひご堪能ください。入場券は3500円(税込)で、電子チケットサイトからの事前購入が必要です。詳細は公式サイトをご覧ください。
【展示会情報】
- - 会場:軽井沢プリンスホテルウエスト バンケットテラスKURUMI
- - 会期:2022年8月27日(土) – 28日(日)
- - 時間:27日12:00-16:00, 28日10:00-16:00
- - 入場料:3500円(税込)お楽しみラッフル付き
この展示会は、バスケットの魅力を体感するだけでなく、ナンタケットの文化を知る貴重な機会です。ぜひご来場ください。