新しい子育て支援アプリ
2021-02-24 09:30:01
医療法人葵鐘会とジークスが子育て支援アプリの実証実験を開始
医療法人葵鐘会とジークスの新しい試み
背景
昨今、産後うつはお母さんにとって深刻な問題となっています。特にコロナ禍という異例の状況も重なり、周囲との関わりが減少し、子育てに関する悩みを相談できないお母さんが増えています。このため、お母さんたちはインターネットで情報を求めることが多くなっていますが、その情報の信頼性を見極めるのは容易ではありません。
葵鐘会グループの産婦人科では、約10年間にわたり、小児科医が作成した「Q&A」をタブレットを通じてお母さんに提供するという斬新なアプローチを行っています。これにより、健診を受ける際に、待ち時間を利用して自己の悩みを解決できる情報を erbjudされています。この取り組みは利用者からの評価も高く、スマホアプリ化が期待されています。
ジークスとの共同開発
今回は、葵鐘会の小児科医が作成した「Q&A」に基づく、子育ての手助けを行うアプリ「あんよ」をジークス株式会社と共同開発することになりました。このプロジェクトでは、約2,000名の出産後のお母さんを対象に、そのアプリがどの程度悩みを軽減するかを検証します。
この実証実験では、新たに発見されるかもしれない日常的な悩みや不安要素を収集し、アプリ内のQ&Aの内容を質、量ともに向上させることが目指されています。また、リアルな声を聞き入れることで、使用者にとって実用的な機能を追加していく方針です。
葵鐘会の考え
医療法人葵鐘会の副理事長を務める吉田茂氏は、出産直後から自宅で自由にQ&Aコーナーを利用できる環境を作ることを長年の目標としてきました。特に、昨今の環境によって、産後の不安が増す中で、早期に不安を解消できる機会を提供する重要性を訴えています。今回のアプリ「あんよ」は、そうした願いを具現化するものとなるでしょう。
医療法人葵鐘会の概要
医療法人葵鐘会は、愛知県稲沢市に本社を置き、産科・婦人科・小児科などの多様な医療サービスを提供している日本最大規模の周産期医療機関です。地域医療に貢献すべく、19の関連クリニックが連携し、各地で質の高いサービスを行っています。
ジークス株式会社について
ジークス株式会社は、愛知県名古屋市にて設立されたベンチャー企業で、全ての人々に平等で最適な医療を届けることをミッションとしています。AI技術を駆使したプライマリーケアサービスの開発に取り組む同社は、名古屋大学・名古屋工業大学発の企業として注目を浴びています。
まとめ
医療現場が抱える課題に果敢に挑戦する葵鐘会とジークスの取り組みは、今後の子育て支援のあり方を大きく変える可能性を秘めています。育児に不安を抱えるお母さんたちにとって、これは希望の光となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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ジークス株式会社
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番3号JRゲートタワー27階名古屋大学OICX
- 電話番号
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052-485-8760