2024年の詐欺手口
2024-12-26 15:51:43

特殊詐欺の新潮流:2024年急増する国際電話詐欺の手口

トビラシステムズが発表した特殊詐欺とトレンド手口レポート2024



愛知県名古屋市を本拠地とするトビラシステムズ株式会社は、特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを展開しています。最近、同社は「特殊詐欺・トレンド詐欺手口レポート2024」を公開し、そこで国際電話を利用した特殊詐欺の増加について詳しく解説しています。

1. 国際電話詐欺の増加



近年の調査によると、特殊詐欺では国際電話を用いた手口が急速に増加しています。これは、2024年に電話番号に関する法規制が施行されたことが影響していると考えられ、050番号契約時の本人確認が義務づけられたことから、詐欺グループは代わりに国際電話番号を利用するようになりました。

2. 2024年の三大詐欺手口



トビラシステムズが特定した2024年の国際電話詐欺手口は次の3つです。

  • - 架空料金請求詐欺:自動音声を利用し、有料サービスの未納金を名目に金銭を奪う。この手口の一環として、偽の警告を表示した後、偽のサポートサービスへ誘導するケースが増えています。

  • - オレオレ詐欺:親族や官公庁を名乗る者が電話をかけ、示談金や支払いを求めます。特に若年層を標的にした新たな手口が多発しています。

  • - 国際ワン切り詐欺:国際電話の着信履歴を残し、折り返し電話をさせることで通話料の一部を詐欺グループが受け取る手口です。

3. 国際電話の着信ランキング



トビラシステムズの調査結果では、2024年に最も多い着信は、北米地域を示す国番号「+1」であり、特に「+1 844」などの番号からの着信が多発しています。これは、様々な詐欺手口に利用されている可能性があります。

4. 自動音声ガイダンスの利用



自動音声を使用することによって、特定のターゲットに効率よく詐欺を実行するケースが増えています。このガイダンスを用いることで、不特定多数に電話をかけ、指示に従った被害者を狙うことができるため、詐欺の効率化が図られています。

5. 被害の現状と拡大



2024年には、SNS型の投資詐欺やロマンス詐欺の被害も大きく増加し、認知件数は9,265件、合計で約1,141億円という巨額の被害が発生しています。これは特に40歳から60歳の世代において顕著であり、今後の対策が急務です。また、自動音声を用いた詐欺手法は、年齢を問わず被害が出ているため、広範囲の警戒が求められます。

6. 具体的な対策法



  • - SNS等で知り合った人からの投資勧誘には、冷静に対処し、安易にお金を振り込まないことが重要です。
  • - 知らない人からのメッセージグループへの参加は避けるべきです。特に、現金やキャッシュカードについての話が出た場合は、即座に詐欺を疑ってください。
  • - 通報や相談は、信頼できる人や専門家に行い、迷惑電話対策サービスも活用することが推奨されます。

このように、トビラシステムズの調査は特殊詐欺の現状と対策について有益な情報を提供しています。今後も警戒を怠らず、適切な対策を講じていく必要があります。


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会社情報

会社名
トビラシステムズ株式会社
住所
愛知県名古屋市中区錦2-5-12パシフィックスクエア名古屋錦7F
電話番号
050-3612-2677

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