新作『孤城 春たり』
2024-11-28 10:19:51

澤田瞳子氏の幕末小説『孤城 春たり』が11月29日発売!

澤田瞳子氏の新作『孤城 春たり』がいよいよ発売



直木賞に輝く作家、澤田瞳子氏の最新作『孤城 春たり』が、11月29日に株式会社徳間書店から発売されることが決定しました。この作品は、澤田氏にとって初めての幕末を舞台にした長篇小説で、話題性も抜群です。

新しい視点で描かれる幕末の群像劇


『孤城 春たり』は、岡山県高梁市の備中松山藩を背景にした物語です。藩校「有終館」の学頭、山田方谷が主人公となり、藩の財政の再建に奮闘する様子が描かれています。彼は、10万両の借財を抱える藩の改革を担う任務を命じられました。改革には倹約令や藩札の刷新が含まれ、わずか7年で借財を返済し、逆に10万両の蓄財を達成します。

しかし、彼の奮闘は幕末の激動の渦に飲まれていくことになります。尊皇攘夷の動きが高まり、藩主・板倉勝静の影響で備中松山藩は朝敵として追討令を受ける事態に発展し、物語は緊迫感を増していきます。時代の波を乗り越えようとする人々の姿を、澤田氏は見事に描き出しています。

雑誌連載から書籍化への期待


この作品は、「山陽新聞」にて好評を博した連載が元になっています。この高い評価は、単行本化に対する期待感をさらに高めており、文庫化や続編の可能性にも関心が集まっています。

著者は、「倒幕派や佐幕派という対比が語られる時代にあって、多くの人々がどのように生き抜こうとしたのか、そのリアルな姿を見てほしい」と語っています。まさに、普通の人々の視点から見る幕末は新しい魅力を持つ作品となることでしょう。

サイン会の詳細


書籍の発売を祝して、澤田瞳子氏のサイン会も決まりました。日時は12月1日(日)15:00から、会場は八重洲ブックセンターグランスタ八重洲店内特設会場です。参加希望者は、事前に予約が必要です。開催日当日は、予約済みの方がサイン対象の書籍を持参した上で参加できます。この機会にぜひ、作家本人からサインをもらうチャンスをお見逃しなく!

著者のプロフィールと過去の受賞歴


澤田瞳子氏は1977年生まれで、同志社大学にて文化史を学んだ経歴を持ちます。彼女は2011年にデビューし、その後数々の文学賞を受賞してきました。また、幅広い層を対象にした人気作品も多く、今回の『孤城 春たり』もその一翼を担うと期待されています。

直木賞受賞作である『星落ちて、なお』などの成功を受け、多くのファンが待ち望むこの新作は、さまざまな評価を受け取ることでしょう。ぜひ、書店で手に取って、澤田瞳子氏の新たな世界に触れてみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社徳間書店
住所
東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5403-4300

関連リンク

サードペディア百科事典: 徳間書店 高梁市 澤田瞳子 孤城 春たり

Wiki3: 徳間書店 高梁市 澤田瞳子 孤城 春たり

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。