AI医療機器「nodoca」の新機能とは
最近、アイリス株式会社が提供するAI医療機器「nodoca」に新たにウェブ問診連携機能が加わることが発表されました。この革新的な機能は、医療機関における業務効率を飛躍的に向上させることを目的としており、特に医療従事者にとって大きな助けとなるでしょう。
ウェブ問診連携機能の特徴
新機能のウェブ問診連携機能では、医療機関がウェブ上で問診を行い、その情報を「nodoca」のクラウドに直接取り込むことが可能になります。これにより、従来のように問診データを再入力する手間が省かれ、スムーズに情報を医療システムに統合することができるようになります。
数回のクリックで患者の基本情報や問診記録が登録できるため、医療従事者の手間を大幅に減らします。特に忙しい環境で働く医療従事者には、この機能がもたらす利便性は計り知れません。
今後の展望
アイリス株式会社は、このウェブ問診連携機能を2025年10月末から株式会社レイヤードの「Symview」と株式会社HERO innovationの「メルプWEB問診」と連携させることを発表しています。その後も他のウェブ問診システムとの連携を順次進め、医療現場の業務をさらに効率化させる方針です。
医療DX促進への貢献
アイリスは、テクノロジーの力を用いて医療分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。ウェブ問診連携機能の導入は、その一環として、持続可能な医療づくりにも寄与することを目指しています。このように、医療の現場でテクノロジーを導入していくことによって、患者にとっても医療従事者にとっても快適な環境を提供することが可能となります。
nodocaについて
「nodoca」は、咽頭の画像と問診情報をAIが解析し、疾患の特徴を検出することによって診断を支援します。国内の100以上の医療機関が開発に携わった実績を持ち、現在はインフルエンザや新型コロナウイルス感染症に対しても薬事承認を得ています。このような技術は、急速に進化する医療現場において、大いに期待されるものです。
会社概要
アイリス株式会社は、「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」というミッションのもと、医療現場での課題解決に取り組んでいます。代表取締役の沖山翔をはじめ、医療従事者や行政出身者など多様なバックグラウンドを持つ専門家たちによって支えられ、多くの革新的なアイデアが形になっています。
今後もアイリスは先進技術を活用し、医療の質を高めるための努力を続けていくでしょう。新機能のリリースを契機に、今後の展開が楽しみです。