2024年度の第3回「いのちのセミナー」が、WEB配信を通じて行われることが決定しました。講師を務めるのは詩人でありエッセイストの豆塚エリ氏です。今回は「生きづらさ」と向き合う方法をテーマに、参加者と共に「自分の居場所」や「自分なりの幸せ」を見つけるプロセスについて考えます。
豆塚氏は、16歳の時に自殺を図り頸椎を損傷し、以後車いすでの生活を余儀なくされました。この経験は、若い世代にとっての生きづらさを象徴しており、自ら命を絶つ選択をする人たちが増加している今、どうすれば希望を持ち続けられるのかという問いに対する答えを探ります。
セミナーは2024年9月24日から、2025年1月6日までの間、約4ヶ月間の配信となります。視聴は当財団のホームページから可能で、高速通信環境下での視聴を推奨しています。その他、通信費は参加者の負担となるため、事前にご確認ください。講演の時間は約1時間を予定しており、幅広い世代の人々が参加できる内容となっています。
豆塚エリ氏のプロフィールをご紹介します。愛媛県に生まれ大分県で育った彼女は、現在は別府に在住しています。自らの生きづらさを克服し、詩や小説を通して多くの人々にエールを送っています。2013年には自身の詩集を自費出版し、2016年には小説が新人賞の最終候補に選出されています。近年、NHKハートネットTVにて当事者コメンテーターとしての活動も行っており、自助的なメッセージを届けています。
2022年には自伝的エッセイ『しにたい気持ちが消えるまで』を出版し、大きな反響を呼びました。この本は、若者たちにとっての生きる希望やメッセージを含んでおり、多くの読者に勇気を与えています。また、豆塚氏は訪問介護事業を手がける株式会社アヤナイ専務取締役でもあり、NPO法人こんぺいとう企画の理事長を務めています。
一方で、障害者向けのオンラインライタースクール開校に向けたクラウドファンディングも行い、380万円を集めることに成功しました。現在はこのプロジェクトの立ち上げに奮闘中です。
この「いのちのセミナー」は、特に若い世代やそれを支える立場にある方々にとって非常に有意義な機会となることでしょう。豆塚氏が自身の経験を基に語る生き方のヒントや、魂のメッセージは、参加者に心の支えとなるはずです。是非ご参加いただき、共に「生きる希望」を見つける旅に出てみてはいかがでしょうか。