新サービス「ケアワーカーの相談室」で医療・福祉業界を支える！

医療・福祉業界向け新サービス「ケアワーカーの相談室」

医療・福祉業界で働く皆さんに向けた新しいサポートサービス「ケアワーカーの相談室」が開始されました。このサービスは、業種特有の悩みやストレスを抱える従業員のために、オンラインを通じて悩みを聞き、解決へと導くものです。特に、医療・福祉分野に特化した相談員が対応するため、業界内での共通理解が得られやすく、従業員の心に寄り添ったサポートが実現します。

サービスの詳細

「ケアワーカーの相談室」は、現場でのトラブルや離職を未然に防ぐため、相談員が従業員の悩みを傾聴します。具体的には、従業員からの相談を受け付け、必要に応じて解決へ向けたあっせんを行います。
このサービスを利用することで、離職率が改善され、従業員の定着率の向上を図ることができ、さらに福利厚生の一環としてメンタルケアが促進されるという好循環が生まれます。

医療・福祉業界の現状

近年、医療・福祉業界ではAI技術の進化やデジタルトランスフォーメーションの波が押し寄せています。しかし、これらの技術が進化しても、やはり人間の手で提供するサービスの重要性は変わりません。そのため、現場で働くスタッフ間のコミュニケーションや協力が必要不可欠です。

令和4年度の「介護労働実態調査」では、介護職員の離職率が約14.4%と報告されています。離職の主要な要因は、「職場の人間関係」や「運営方針への不満」であり、経済的要因が少なくとも関わっていることがわかります。多くの事業所が抱える「人」に関する悩みは、業務の継続性や品質に大きな影響を及ぼしかねません。

メンタルケアの不足

医療・福祉業界は慢性的な人手不足が問題視されています。どの事業所でも最小限の人員で、最大の成果を出すために日々努力しています。その結果、十分な時間や余裕がない環境が生まれ、職場内での不安や焦りが増してしまいます。

たとえば、悩みを抱えている従業員がいても、忙しい管理職が支援を行う余裕がないケースが多く見受けられます。また、ハラスメントに関する相談窓口が設けられていても、機能していなかったり、実効性に乏しい状況が多いのが実情です。これらがより深刻なトラブルや離職に繋がってしまうのです。