熊本高専ロボコン成功
2025-12-10 15:31:31

熊本高専がロボコン2025で栄光のロボコン大賞を受賞

熊本高専がロボコン2025で輝かしい成果を収める



熊本高等専門学校(熊本県八代市・合志市)は、令和7年11月16日(日)に東京都の両国国技館で開催された全国高等専門学校ロボットコンテスト2025(以下、高専ロボコン)に出場し、熊本キャンパスチームが最高峰のロボコン大賞を、八代キャンパスチームが特別協賛賞を受賞しました。

高専ロボコンは、1988年から始まり、2025年に38回目を迎える全国規模の教育イベントで、自ら考え、自ら手を動かしてロボットを作る楽しさを学ぶ重要な機会です。このイベントは、参加者に物作りの素晴らしさを広める役割も果たしています。

競技の流れと注目ポイント



高専ロボコン2025の競技テーマ「Great High Gate」では、各チームがロボットを巧みに操り、ボックスを積み上げてゲートを形成しなければなりません。この際、ゲートは人が乗った台車と一緒に通過する必要があります。観客を驚かせるような壮大なゲート作成を目指すこの競技には、全国から選ばれた25チームが参加し、ロボット製作と制御技術を競い合いました。

熊本キャンパスチームの活躍



熊本キャンパスチームのロボット「強奪名星(ロブスター)」は、大きなアームと吸盤を駆使し、試合ごとに高いゲートを積み上げることに挑戦しました。残念ながら、初戦で通信トラブルに見舞われ、試合終了寸前でゲートが崩れる苦戦を強いられましたが、そのパフォーマンスが評価され、ワイルドカード枠から準々決勝へ進出しました。そして、通信不良を克服し、3m20cmのゲートを完成させたことで、準決勝へと進むことになりました。決勝戦では再び旭川高専と対戦し、大会最大の4m20cmのゲートを作ることに成功しましたが、相手の周回作戦に屈し、惜しくも敗れました。しかしその取り組みが高く評価され、ロボコン大賞を獲得しました。

八代キャンパスチームの挑戦



八代キャンパスチームは「建築は旋門凱(けんちくはせんもんがい)」と名付けたロボットを駆使し、1回戦では旭川高専と対戦。高いゲート作成に挑戦しましたが、通信不良の影響でファールが出るアクシデントが発生しました。それでも、その果敢な挑戦が認められ、特別協賛賞を受賞しました。

今後の展望



熊本高専ロボコン部は、ものづくりの楽しさを広め、技術力を向上させることに今後も注力していきます。地域貢献にも重きを置き、「熊本県中学生創造アイデアロボットコンテスト」やオープンキャンパスでのロボット展示を通じて、次世代の技術者育成に取り組んでいます。全国大会での成果も8年連続出場、3年連続準優勝という輝かしいもので、今後も優勝を目指してさらに努力を続けることでしょう。

熊本高専の歴史



熊本高等専門学校は、設立当初は熊本無線電信講習所を前身とし、その後、複数の教育機関が統合されて2009年に設立されました。現在はICTを基盤とした電子情報系と複合工学教育を特色としています。今後、教育体制を強化し、地域社会への貢献を一層進めていくことでしょう。

熊本高専の取り組みは、次世代を担う技術者たちにとって、さらなる高みを目指すための大きなステップとなります。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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