建築の巨匠を巡る旅
建築界での重鎮、丹下健三と磯崎新。彼らの作品は国内外で広く評価され、今もなお多くの建築家に影響を与えています。2025年3月3日(月)、株式会社総合資格より、新刊『画文で巡る!丹下健三・磯崎新 建築図鑑』が発行されることが発表されました。この本では、二人の存在がインスピレーションを与えた数々の作品を、多彩なイラストと共に紹介しています。
本書の特徴
著者は著名な編集者であり、画文家である宮沢洋氏。彼は、この新刊で50の代表的なプロジェクトを選び出し、それぞれの作品に込められた意図やデザインの背後にあるストーリーを掘り下げていきます。特に丹下と磯崎の師弟関係に焦点を当てており、彼らの影響の相互作用を緻密に描写しています。
鑑賞ポイント
本書には、丹下・磯崎両者の建築作品の鑑賞ポイントが具体的に示されており、初心者でも理解しやすくなっています。丹下の影響を受けた磯崎がどのように独自の道を進んだのか、またその相互の影響がどのように作用したのかを知ることで、2人の作品を新しい視点で捉えることができます。
多彩なコンテンツ
本書には、建築の紹介だけでなく、綴じ込み付録として「統合年表」や「深掘り対談」が含まれています。これにより、建築に対する理解をより深めることができるでしょう。「統合年表」は、時代を超えて進化していく丹下と磯崎の関係性を見える化しており、具体的なプロジェクトと共に二人の成長を追体験できます。
深掘り対談
さらに、事務所のOBや建築史家との対談も収録されています。ここでは、丹下と磯崎の思い出や、彼らがいかにして建築界でトップを維持し続けられたのかについて語り合われます。業界の視点から見た二人の偉業に迫る貴重な内容です。
書籍情報
この『画文で巡る!丹下健三・磯崎新 建築図鑑』は、208ページにわたり、豊かなビジュアルと共に建築の深い世界を極める一冊です。著者の宮沢洋は、これまでも数々の建築関連書籍を手掛けており、その確かな視点で丹下と磯崎を描き出します。また、本書は総合資格学院の出版サイト及び全国の書店で購入可能です。
まとめ
丹下健三と磯崎新という二人の巨匠が手掛けた建築作品を、イラストと共に丁寧に掘り下げた本書は、建築ファンのみならず、一般の読者にも十分楽しんでもらえる内容となっています。この新刊を通して、彼らの建築に対する独特のアプローチを是非探求してみてください。