コクヨ株式会社、90年ぶりに本社を大阪市北区に移転

コクヨ株式会社、90年ぶりの本社移転

コクヨ株式会社は、2026年4月に本社を大阪市東成区から北区に移転することを決定しました。これは、90年ぶりに行われる重要な変革であり、同社の新たなビジョンを具現化するためのステップとして位置付けられています。

新たな本社の所在地

移転先は「グラングリーン大阪」の14階で、住所は大阪府大阪市北区大深町5番54号になります。床面積は1,260.25坪で、広々としたスペースが確保されています。この移転によって、コクヨの働き方やオフィス環境が大きく変わることが期待されています。

目指すべき働き方の変革

コクヨは、2021年2月に策定した「長期ビジョンCCC2030」に基づいて、自らの社会における役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と再定義しました。このビジョンに従い、文具や家具にとらわれることなく、事業領域を拡大していく方針です。

2025年度を初年度とする第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」では、事業価値の向上を目指す中で「森林経営モデル」のアップデートが図られます。これにより、体験価値提供や地域の連携を強化し、企業としての成長を実現する目的があります。

新たなつながりと協働社会の形成

新たに移転する本社では、一般管理部門と事業部門を1フロアに集約することで、より密接な連携を図ります。また、企業間の新しいつながりを生むためにも、多くの企業が集まる梅田地区にオフィスを構えることは、戦略的な意味を持ちます。

こうした取り組みを通じて、コクヨは「自律協働社会」の実現を目指しています。働く人々や企業がより良い関係を築くための実験的な取り組みが本社オフィスで行われる予定です。