労働力不足解消の新たな一手、調達インフォの進化したAI機能
株式会社うるるが運営する公的機関職員向けの「調達インフォ」は、最新の技術である生成AIを活用することで、仕様書作成のプロセスを驚くほど効率的にします。新しい機能では“仕様書原案作成機能”を刷新し、対話形式での修正が可能となりました。
近年、全国の公的機関の間で労働力不足が深刻化する中、企業は高齢化や人手不足に直面しています。そのため、限られたリソースの中で質の高い調達業務を実現することが求められています。「調達インフォ」では、約9000機関、2600万件の入札・落札情報を活用し、調達業務の効率化を図っています。
新機能の詳細
新機能では、主に二つの要素が追加されました。ひとつ目は「仕様書原案作成機能」の大幅なアップデート。具体的には、「おまかせでつくる」モードと「仕様書を選んでつくる」モードの2種類から選択が可能となりました。「おまかせでつくる」では、簡単なテキスト入力によりAIが過去事例を参照し、スムーズに原案を作成します。これにより、時間のかかる初稿作成から開放されます。
「仕様書を選んでつくる」モードでは、最大5件までの参考仕様書を選ぶことで、より目的に合った原案を提供することが可能です。このように、案件の特性や担当者の判断に応じて柔軟に対応できる点は大きな利点です。さらに、生成された原案に対し自然言語での指示を加えることで、対話形式で内容をブラッシュアップできます。このプロセスによって、従来の方法とは異なり、AIとの連携がよりスムーズになります。
ふたつ目は新たに追加された「AI検索アシスト機能」です。この機能は、キーワードを組み合わせることで目的の情報を迅速に検索するサポートを提供します。「〇〇のような案件を探したい」といった曖昧なリクエストにも自然言語で対応し、最良の検索条件を提案します。この機能により、特に検索条件を上手に設定できない方々でも、必要な情報へ直感的にアクセスできるようになります。
担当者のコメント
今回の機能拡充に際し、株式会社うるるの関係者は次のように述べています。「公的機関の調達業務では、担当者の専門性と経験が重要です。しかし、業務量は年々増加しており、質の高い調達を実現するための課題も多いです。調達インフォは、AIによるサポートを通じて、これらの課題を軽減できることを目指しています。」
今回のアップデートは、仕様書作成の効率を大幅に向上させるだけでなく、ADMIN(BVAT)や検索機能の強化も図られており、各担当者の労働環境を改善する力強いツールとなるでしょう。今後、うるるはこの技術を基に持続可能な行政運営を支援し、税金の有効活用に貢献していく考えです。
調達業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)は、今後も加速することが期待されます。この新しい機能群を利用して、公的機関の業務効率化を実現していくことが求められています。