JAアクセラレーター第7期採択企業9社が新たな農業の未来を築く

JAアクセラレーター第7期採択企業9社の決定

2025年5月21日、東京都千代田区に拠点を置く一般社団法人AgVenture Lab（あぐラボ）が主催する「JAアクセラレーター第7期」の採択企業が決まりました。この取り組みは、農業や地域社会が直面しているさまざまな課題の解決を目的としたもので、全国のJAグループが協力しています。

プログラムの背景と目的

「食と農、くらしのサステナブルな未来を共創する」というテーマを掲げ、189社のスタートアップからビジネスプランが応募されました。最終審査会では、選ばれた15社がプレゼンテーションを行い、その中から9社が優秀賞を受賞。今後約5か月にわたり、これらのスタートアップはJAグループの豊富なアセットを活用して、実証実験を行います。その成果は今年11月に行われるDEMO DAYで発表される予定です。

採択されたスタートアップ9社

1. Milk.株式会社

- テーマ: ハンディ鮮度測定器によるフードロス革命
- URL: milk-med.com

2. 株式会社東京バル

- テーマ: アップサイクル＆プラントベース食品『KAWAÌINE～皮いいね～』
- URL: tokyobal.co.jp

3. 株式会社ミチタル

- テーマ: MICHITALｰ日本に”樽の生態系”を－

4. FutuRocket株式会社

- テーマ: 害獣・害虫検知のAIデバイス
- URL: futurocket.co

5. Various Robotics株式会社

- テーマ: シカ農作物被害低減ソリューション
- URL: various-robotics.com

6. TABEL株式会社

- テーマ: 最上級クラフトティの開発
- URL: tab-el.com

7. 株式会社FieldWorks

- テーマ: 超小型草刈ロボット『ウネカル』の全国展開
- URL: fieldwork-s.com

8. ネッスー株式会社

- テーマ: こどもふるさと便
- URL: nessu.co.jp

9. 株式会社アドレス

- テーマ: JA組合員の空き家を活用した農泊利用促進
- URL: address.love

イノベーティブ賞を受賞した企業

6社には「イノベーティブ賞」が授与され、プログラムとは異なる形での支援が検討されます。これにより、JAグループはより多くの新しいビジネスにアプローチするチャンスを得ることになるでしょう。

プログラムサポートとスポンサー

JAアクセラレーターは、JA全農と農林中央金庫がスポンサーとなり、実証実験の費用として最大100万円の助成を行います。また、各スタートアップは、JAグループのネットワークやあぐラボの施設を最大限に活用しながら、ビジネスプランのブラッシュアップを図っていきます。

このプログラムは、革新的なアイデアと技術を持つスタートアップを支援し、食と農、そして地域社会の課題解決に向けた新たな道を切り開く重要な取り組みです。今後の9社の成果に期待がかかります。

詳しくは、JAアクセラレーターの公式サイトをご覧ください。