Konelがニューヨークでの新たな挑戦をスタート
日本のクリエイティブ集団であるKonel(コネル)が、北米市場におけるビジネス展開を強化するため、ニューヨークに新たなブランチ「Konel.NY」を設立しました。この拠点は、世界経済とクリエイティブの中心であるニューヨークを活かし、現地の企業とのコラボレーションを推進する目的で開設されました。Konelは、日系企業の技術やカルチャーの価値を北米市場で展開し、様々な事業支援を行っていく考えです。
設立の背景と哲学
Konelは、これまで「妄想と具現」をテーマにしたアプローチで、数々の企業と新しい価値を生み出してきました。特に「Morph innプロジェクト」においては、USカントリーマネージャーに就任した中山 大暉(なかやま ひろき)が、日系グローバルメーカーとの密接な連携を通じて新たなロボットのあり方を提案しました。この協働がきっかけとなり、中山の渡米を経てKonelのニューヨーク拠点設立につながったのです。
ニューヨークは、多様な人々が集まり活発なダイナミズムを生み出す場所です。ここでの活動を通じ、日本企業やクリエイターが存在感を発揮できるチャンスを作っていくための挑戦が始まります。
Konel.NYの活動内容
Konel.NYは、ニューヨーク市場における独自の視点と、これまでのKonelが培ったクリエイティブな能力を融合させ、以下の3つの柱を基にプロジェクトを推進します。
1.
現地企業へのクリエイティブ支援
北米特有のビジネススピードや市場感性を理解し、新興企業やグローバル企業に対して、事業開発の初期段階からデザイン、具現化までを総合的にサポートします。現地のパートナーシップを活用し、新たな価値創造に貢献するプロジェクトに積極的に参加します。
2.
日本からアメリカへの挑戦獲得支援
日本企業および日本人クリエイターが持つ豊かな考えや技術、ストーリーを北米に効果的に展開するサポートを行います。製品発表やプロモーション戦略を通じて、認知を広げ、ファンを増やすための活動を行います。
3.
自主企画の発信
現地クリエイターとのコラボレーションを通じて、自ら企画するプロジェクトを展開します。制作から社会へのアウトプットアプローチを行い、クリエイティブコミュニティとの協働を目指します。
中山 大暉のプロフィール
ニューヨークを拠点にするデザイナー、中山 大暉は筑波大学を卒業後、日系グローバルメーカーにて商品企画や新規事業開発を担当しました。彼のデザイン哲学は、機能性や意匠性を追求するだけでなく、新たなプロダクトの在り方や価値を見出すことに焦点を当てています。人々の身体的かつ心理的な関わりを考慮し、未来の新しいデザインを目指しています。
中山は、「日々集まる人々の欲望に触れ、具現化のアイデアを生み出すことができる」と考え、現地クリエイターとの協力を通じた自主企画に意欲を見せています。ニューヨークで活動している人々や、これから挑戦したい方々に、Konel.NYの活動への参加を呼びかけています。
Konelの拠点情報
Konelは日本、ニューヨーク、ミラノを拠点に活動している越境型クリエイター集団であり、「グッド・シンギュラリティ」をテーマに多様な実験的プロジェクトを展開しています。新たな可能性を探る挑戦に満ちた活動から目が離せません。
公式サイトやSNSでも、さらなる情報が発信されており、これからの彼らの動きに注目です!