山口県阿武町に誕生した「ABUスタディー塾」
2026年5月12日、山口県阿武町に町営塾「ABUスタディー塾(あぶスタ)」が開校しました。この塾は、教育の選択肢を提供し、地域の活性化を目指す株式会社FoundingBaseと町が共創した成果として誕生したものです。
開塾に先立って行われた体験授業には、町内の小学5年生から中学3年生までの62名の生徒が参加しました。今回の体験授業では、「勉強の“やり方”を学ぶ」というテーマのもと、従来の塾が提供する「解答の導き方」を教えるスタイルから、一歩進んだ学びのアプローチが試みられました。生徒たちは問題を解く過程で自らルールを見つけ出し、段階的に難易度を上げていく形式を体験しました。
体験授業の参加者の反応
今回の体験授業で特に印象的な点は、生徒たちが「できない」と思っていたことから「できる」という成果を実感する姿です。参加した生徒からは、「これまでの授業では、先生の話を聞いて『できた』と思っていたが、自分で考え行動することが大切だと気づいた」という感想が寄せられました。また、他の生徒は、「学校で学んだことが自分自身の力で様々な問題に応用できることを実感し、勉強が楽しいと思えるようになった」と話しています。
阿武町の教育投資に込めた思い
阿武町は「選ばれるまちを作る」というビジョンのもと、教育環境の整備や若者の定住を重要な施策として掲げています。地方における教育の格差が問題視される中、阿武町では長年の課題を解決するために、今後の持続可能な教育拠点として「ABUスタディー塾」を設立しました。
FoundingBaseは、昨年実施した「地域活性化起業人」制度を活用した実証実験で得た成果を基に、単なる一時的支援ではなく、永続的な教育サービスの提供に取り組んでいます。「教えてもらう」教育から「自ら学ぶ」という教育スタイルへのシフトを目指して、塾の運営に力を注ぎます。
今後の展望
「ABUスタディー塾」のコンセプトは「人生で一番頑張った!を阿武町で」です。ここでは、生徒たちが自ら問いを立て、解決する力を育み、将来的には進学や就職の際に自分の人生を切り開く力を身につけていくことが期待されています。また、阿武町での成長経験は、卒業後も町と関わり続ける「関係人口」の創出につながります。
塾では、平日の放課後に授業を行い、阿武町内の小学5年生から中学3年生までの生徒が対象です。正しい勉強の仕方を学ぶことで、彼らの学力向上と地域経済の発展に寄与することを目指しています。
施設の概要
「ABUスタディー塾」は、山口県阿武郡阿武町大字奈古3078-1の阿武町町民センター内にあり、営業時間は毎週火曜から金曜の15:00〜20:00です。アクセスはJR山陰本線の奈古駅から徒歩約10分となっています。
今後もFoundingBaseは、「ABUスタディー塾」を通じて教育による地域の魅力化に貢献していく所存です。