日東紡アドバンテックスがGRS認証を取得し環境に配慮した商品提供を強化

日東紡アドバンテックスがGRS認証を取得

日東紡アドバンテックス株式会社は、兵庫県伊丹市に本社を置く企業で、2025年6月に一般財団法人ケケン試験認証センターからGRS（Global Recycled Standard）認証を取得しました。この認証は、リサイクル原料の含有量が20%以上である製品に対する検証を行い、それに伴うサプライチェーンの管理や社会的責任、環境及び化学物質に関する要件を満たすことを証明する国際的な基準です。

GRS認証を取得することにより、日東紡アドバンテックスは、製品のリサイクル含有量だけでなく、生産過程での労働条件や環境への配慮、化学物質の管理など、広範な基準をクリアした製品を市場に提供できるようになります。最近、環境負荷が少ない製品への需要が高まる中、顧客からの透明なサプライチェーンへのニーズも増加しており、今回の認証は、そうした市場の要求に応える重要な一歩となりました。

日東紡アドバンテックスは、リサイクル繊維を100%使用した製品のサンプル提供を行う計画で、2025年9月までに顧客への商取引証明書の発行体制を整えていく方針です。商取引証明書の発行によって、顧客は製品のリサイクル原料の出所を確認し、より安心して商品を選ぶことができるようになります。

日東紡アドバンテックスの強み

日東紡アドバンテックスは、極薄手芯地や難接着対応芯地に対する独自の接着技術を有しており、リサイクル原料や生分解性のある製品、リサイクルしやすい製品への取り組みを強化しています。特に、ドット技術を活かした多機能コーティング加工D-ALIGN®（ディアライン®）は、さまざまな機能を持つ製品を提供し、利用者に新しい選択肢を提供しています。

これまでも日東紡アドバンテックスは、環境への負担を軽減する持続可能な製品開発に注力し、顧客のニーズに応えるべく革新を続けてきました。今後の展開がますます期待されます。

会社概要

日東紡アドバンテックス株式会社は、2021年4月に設立され、日東紡グループの芯地事業やふきん事業を引き継いでいます。兵庫県伊丹市桑津に本社を構え、資本金は8,000万円で、日東紡績株式会社の100%出資子会社として運営されています。これからもサステイナブルな事業運営に努め、業界のリーダー的存在として成長していくことでしょう。