高校生が挑む“経営体験”
学校での勉強だけではなかなか得られない力、それは「自ら考え、行動し、責任を持つ力」です。この力を育む場として、通信制サポート校ルークス高等学院の学生たちは、ノンアルコールバーの運営に挑んでいます。これにより、彼らは将来の選択肢を広げる実践的な学びの場を体験しています。
リアルな経営の場
学生たちが運営するノンアルコールバー「KODONA」は、未成年者も安心して楽しめるお酒を提供しないバーです。彼らは、接客やメニュー開発、売上管理、チームマネジメントなど、すべての運営を自ら手がけています。これにより彼らはリアルな経営体験を通じて、実社会における様々なスキルを身につけていきます。
学校外での学びの場
このノンアルコールバーの営業場所は、自由が丘の閑静な住宅街に位置する紅茶専門カフェ「YOTSUBA TEA」です。カフェのオーナー、吉田直樹さんは「この空間が、学校以外で学ぶ一助になれば」と語ります。学生たちの柔軟な発想力に感心し、彼らの自由な発想がどれほど素晴らしいかを実感しています。
「企画を練る際の学生の目の輝きは印象に残りました。彼らは自由で想像力豊かで、熱意に満ちています」と吉田さんは話します。地域とのつながりを通じて、彼らは自分の枠を超えた世界に目を向ける機会を得ています。
経験から得られる学び
一人の学生は、「最初はただ“楽しそう”という気持ちでしたが、実際はそれ以上に大変でした。ドリンクの種類や価格設定、計算ミス、集客の難しさなど、数々の壁に直面しました」と語ります。しかし、次第に彼は多くの人に来てほしいと思うようになり、実際に外に出て宣伝を行うことで、一歩ずつ進んでいきました。「お客様から“おいしかった”と言われると、本当に嬉しかったです」と振り返ります。
新たなチャレンジ
KODONAは、今春新たなメンバーが加わり、運営体制も見直されました。経験の浅さや情報共有の難しさといった壁に直面しましたが、彼らはそれを乗り越えようと日々努力しています。このプロセスを通じて、彼らは「自分たちで考え、工夫し、助け合う」という力を培っています。
また、新たな挑戦も始まりました。今年から大分の老舗ベーカリー「シェルブール」とのコラボによる特製ディナープレートも登場しています。食の分野にも学びを広げ、更なる進化を遂げています。
第一フェーズの締めくくり
この取り組みは今月の営業をもって第一フェーズが締めくくられます。新しいチームが生まれ、新しいアイデアに溢れた夏が来ることを心から願っています。彼らは「やってみないとわからない現実」に向き合い、「人と向き合う難しさ」や「最後までやり抜く責任感」を実感してきました。彼らが一歩一歩積み上げている「生きる力」を、ぜひその場で感じてください。
ルークス高等学院について
ルークス高等学院は「学校を問い続ける学校」をテーマに、創造性と学びを重視した教育を提供しています。学生たちは自らの考えを発信し、成長を促します。
- - 所在地:150-0031 東京都渋谷区桜丘町 16-12 桜丘フロントビル3F
- - Webサイト
ルークスの運営会社について
Loohcs株式会社は「すべての人を主人公に」をビジョンに掲げ、実践的な学びの場を提供しています。彼らは、新しい形の学びを提供することで、子どもたちが自己表現できる場を作り出すことを目指しています。
- - 代表取締役:嶺井 祐輝
- - 所在地:150-0031 東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル 3階(渋谷本校)
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