神戸の海で未来を拓く「こどもわーく in 神戸2025」が大盛況

海の未来を体験する「こどもわーく in 神戸2025」

今年の夏、神戸で行われた「こどもわーく in 神戸2025」は、267組の親子が参加し、海のお仕事をリアルに体験する貴重な機会を提供しました。このイベントは、一般社団法人地域みらい創造センターが主催し、アクトインディ株式会社と神戸市が連携して行ったもので、全20種類のプログラムを用意。

多彩なプログラムで大盛況

開催されたのは、2025年7月19日から8月11日までの期間。多くの応募が寄せられ、特に新たに追加された『海洋土木工事』『通関士』『フェリー』などの専門職は、親子ともに興味を引く内容となりました。今年も大盛況を収め、申し込み者は1,680組、3,370名以上と前年比で増加しました。

参加した子どもたちは、自分の未来や社会全体の未来に期待感を抱けるように設計されたプログラムで、職種の資格や必要なスキルについて学びました。実際に手を動かすことで、海の産業がどのように成り立っているのかを実感できる機会にもなりました。

特別企画での生放送

8月20日には特別企画も実施され、お仕事体験をした子どもたちがラジオ関西の番組でキッズリポーターとして生出演しました。小学4年生から6年生の3人は、アナウンサーからの事前レッスンを受けた後、自身が体験したことを堂々とリポート。大きな声と笑顔で、参加したアナウンサーとの掛け合いも楽しむ姿が印象的でした。

未来への海を守る取り組み

「こどもわーく in 神戸」は「海と日本プロジェクト」の一環でもあり、子どもたちに豊かで美しい海を次世代に引き継ぐための取り組みです。3年目となる今回も、地域と産業が連携し、海の魅力を訴求。参加した子どもたちがこの体験を通じて得た知識や感動は、きっと未来の海洋産業を担う糧となるでしょう。

プログラムの内容

イベントで提供されたお仕事体験は、以下の20種類です。
1. カーフェリー（宮崎カーフェリー株式会社）
2. 海の調査（神戸高専ロボティクス / 一般社団法人須磨里海の会）
3. 遊覧船船長（神戸ベイクルーズ株式会社）
4. 昆布の商品企画（フジッコ株式会社）
5. 陸上養殖（独立行政法人都市再生機構）
6. 港湾物流（株式会社上組）
7. 海洋土木工事（五洋建設株式会社）
8. 漁師（すまうら水産有限責任事業組合）
9. おつまみの商品企画（株式会社伍魚福）
10. ライフセーバー（NPO法人神戸ライフセービングクラブ）
11. 海の未来（古野電気株式会社）
12. 観光船クルー（神戸シーバス）
13. 造船（川崎重工業株式会社）
14. カキ調査（株式会社セシルリサーチ）
15. 通関士（港湾職業能力開発短期大学校神戸校）
16. 海の管制官（大阪湾海上交通センターマリンタクトKOBE）
17. 海の消防士（神戸市消防局水上消防署）
18. 釣具開発（株式会社ハヤブサ）
19. カーフェリー（阪九フェリー株式会社）
20. 水中ロボット開発（神戸高専ロボティクス）

地域との連携による未来を育む

「こどもわーくin神戸」というイベントは、兵庫県神戸市の「海洋人材の育成に関する事業連携協定」の一環として始まりました。過去には2,300人以上の親子が参加し、海とのつながりを実感し、その魅力を知る機会を毎年提供しています。今回の体験が、子どもたちの健全な成長や未来の海洋産業の発展に寄与することを願っています。

次回の開催は2025年度、再び神戸の海で新たな冒険が待っています！
公式サイトでは最新情報が掲載されるので、ぜひチェックしてください。