日経HRが2025年の秋に行った「日経転職版資格と学び直しに関する意識調査」では、544人の登録会員からの回答をもとに、仕事や転職に役立つ資格の人気ランキングを発表しました。この調査は、リスキリングや学び直しの関心が高まる中で行われており、どの資格が特に注目されているのか、またこれから取得したい資格は何なのかを示しています。
まず、役立つと思われる資格の総合ランキングでは、1位に輝いたのは「簿記検定2級(日商)」で、得点は26.60点でした。この資格は多くのビジネスシーンで求められる会計知識を証明し、汎用性の高いスキルとして支持されています。続いて2位には知名度が高く、特に不動産業界で必要とされる「宅地建物取引士」が20.31点でランクインしました。3位には英語力を測る「TOEIC L&R 900点台」が15.75点となり、業務上で必須となりつつある英語スキルの重視が見受けられました。
調査では、参加者が取得している資格について、仕事や転職にどの程度役立ったかを5点満点で評価し、その中で特に重視された資格が合計点をもとにランキング化されました。その結果、平均点が4.18点と高評価を得たことがわかります。
次に、今後取得したい資格についてのランキングでは、AI関連の資格が上位を占めました。1位は「AI検定」で117点、2位には「G検定」が115点という結果が出たのです。これらの資格は、AIを活用する技術や基礎知識を認定するものであり、企業の間でもこのような能力を持つ人材のニーズが高まっていることが背景にあります。さらに、3位には「中小企業診断士」が104点でランクインし、経営に関する専門的な知識を求める声が多いことも伺えます。
調査の途中で、取得したい資格の中から関心度を測るために、参加者には①関心あり、②検討中、③取得予定の3つの選択肢の中から1つを選んでもらいました。このセクションでは、特に取得予定(③)を選んだ人数が多かった資格も注目です。
最も高い取得予定の割合を示したのは「USCPA(米国公認会計士)」で、38%の回答者が今後取得を予定していることがわかりました。この資格は国際的な知識を有することの証明とされ、難易度が高い一方で重要性も増しています。次いで多かったのは「一種外務員資格」で、33%、さらに「証券アナリスト」が29%に上りました。これらは証券業界での専門的な資格であり、業務上の必要性から取得を検討している人が多いと思われます。
調査方法としては、日経転職版の会員を対象にWEBでの回答を収集し、集計しています。役立つ資格については、自由回答をもとに重み付けを行い、取得したい資格は票数に基づく得点で評価されました。調査結果はリスキリングの潮流を反映したもので、今後の市場や人材獲得戦略において重要なデータを提供しています。
今後も資格取得はキャリア構築において欠かせない要素といえます。興味のある方は、ぜひ日経転職版のサイトを訪れて詳細情報をご確認ください。
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