セルシス、CLIP STUDIO PAINTサブスクリプションの売上が最高記録を達成

セルシス、11月の事業進捗を報告

セルシスが2025年11月度の月次事業進捗レポートを公開しました。今回のレポートでは、クリエイター向けソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション売上がこれまでで最も高い水準に達したことが報告され、その他の指標も安定していることから、事業は順調に推移していることが示されています。

クリエイターサポート分野の進捗

特に目立つのは、CLIP STUDIO PAINTのサブスクリプション売上の３か月移動平均ARRが過去最高となった点です。具体的には、ARRは53億円で、前月比の増加額が今期最大となりました。ここまでの成長は、サブスクリプションモデルが多くの利用者から支持されている証であり、セルシスが提供するサービスの質が向上していることの現れでもあります。

一方で、チャーンレート、つまり顧客の解約率も注目されています。この数値はクライアントの契約状況に基づき算出されますが、新しいセキュリティ強化策の導入によって一時期上昇したものの、新規契約数は引き続き堅調に推移しており、2023年7月以降は安定しています。

クリエイタープラットフォーム分野の動向

クリエイタープラットフォームに関しても、利用者数が増加しており、特に「CLIP STUDIO ASSETS」などのサービス利用が進んでいます。セルシスは、これらのプラットフォームを通じてクリエイターの創作活動をサポートする姿勢を一貫して示しており、クリエイターエコノミー市場における存在感を高めています。

他の業績指標

売上の内訳としては、サブスクリプションモデルが好調であることに加え、ツール販売も増えていると報告されています。この背景には新規ユーザー獲得を狙ったキャンペーンが実施されており、これが功を奏していることが伺えます。セルシスは12月も同様の取り組みを継続する予定で、さらなる市場拡大を目指しています。

今後の展望

セルシスは引き続き、クリエイターの活動を支援するツールやプラットフォームの提供を強化していく方針です。デジタルコンテンツの制作や活用の中で、クリエイターエコノミー市場はますます拡大しており、それに伴いセルシスの役割も重要になってくるでしょう。

企業の公式コーポレートサイトでは、これらの事業の詳細が定期的に更新されるため、興味がある方はそちらをフォローすることをお勧めします。特に細かいフィードバックを取り入れるために、IRに関するアンケートも行われており、顧客からの意見をもとにサービス向上に努めています。