2022年母の日アンケート結果から見る化粧品の役割と母子の絆

一般社団法人日本パーソナルメイク協会が行った2022年の母の日に関するアンケートの結果が発表されました。この調査は、母の日のプレゼントの選び方や、化粧品が母と子の絆にどのように寄与できるのかを探ることを目的としています。

アンケートの背景と目的

母の日の起源は1905年、アメリカでアンナ・ジャービスが亡き母を偲びカーネーションを贈ったことに始まります。それから117年経った現在、日本ではどのように母の日を捉え、祝い、そして感謝の気持ちを伝えているのでしょうか。「母の日」と聞いて浮かぶイメージや、それに伴う行動は人それぞれですが、調査を通して「感謝の気持ちを伝える日」としての共通点が見えてきました。

アンケート結果の概要

調査は2022年4月14日から20日まで実施され、105名が回答しました。回答の中で「母の日」が意味することとして最も多く挙げられたのは、世代を問わず「母に感謝を伝える日」というものでした。年齢層によって母の日に何をするかにも違いがあり、20代と30代は「市販のプレゼントをする」と「花を贈る」が同数、40代では市販のプレゼントが、50代と60代は花を贈ることが最も多く見られました。

化粧品のプレゼント事情

興味深いのは、母の日に化粧品をプレゼントしたことがあるかという質問に対して、どの世代も半数以上が「ない」と回答した点です。化粧品は非常に身近であるにもかかわらず、母の日の贈り物としてはまだあまり定番になっていないようです。

また、もし母の日に化粧品を贈るとしたら何を選びたいかという質問では、「口紅」が最も多く選ばれる結果となりました。特に20代と30代では「口紅」「スペシャルケアグッズ」「エステ」が上位を占め、40代では「スペシャルケアグッズ」と「エステ」が同数で、50代と60代では「スペシャルケアグッズ」が人気となりました。年齢が上がるにつれて、より特別感が求められる傾向があるようです。

母の日の思い出と感謝

調査では、母の日に贈られて嬉しかったプレゼントに関する回答も寄せられました。贈り物には、花や化粧品に加え、手作りの料理や手紙、旅行といった様々なものが挙げられています。特に印象深いエピソードとしては、子どもからの手作りアイテムや、成長した子どもが自分のお金で選んだプレゼントに喜びを感じる事例が多く見受けられました。

この調査により、母の日が母子の絆を深めるための重要な機会であることが改めて明らかになりました。化粧品が母と子の感謝や愛を伝えるための道具となり得ることを広め、さらに幸せな社会を築いていくための手助けになればと思います。