共に育つ未来を目指すテックオーシャンの提案
株式会社テックオーシャン(東京都文京区)は、理系学生の就職活動と企業の採用活動の新しい在り方を提案しています。その目指すところは、企業と大学が連携し、学生の学びと成長をサポートする「共育応援活動」です。これにより、従来の「刈り取り型採用」から「共育・共感型採用」へとシフトすることが期待されています。
現状の課題と新しい視点
最近、就職活動はインターンシップに早まり、この流れが『青田買い』を進めています。結果として、学生たちは本来の学びや研究に時間をかけることができず、自己PRや志望動機の作成に追われる辛い現実が続いています。大学や学会も、この現状が学生の成長に悪影響を及ぼすことに懸念を示しています。このような課題から脱却するためには、学生・大学・企業全ての関係者が納得できる次の在り方を模索する必要があります。
テックオーシャンのアプローチ
テックオーシャンが提案する新たなパラダイムは、学生、企業、社会の三者が共に成長することを目指すものです。具体的には、学生が低学年から企業や社会との接点を持ちやすい環境を整えることです。これにより、就職活動への不安や焦りを軽減し、安心して自身のキャリア形成に向き合えるようになります。企業にとっても、ブランドが浸透し、持続的に採用力を高めるチャンスとなります。
共育応援活動の具体的内容
テックオーシャンのシステムである「TECH PORTAL」は、共育応援活動を体系化するプラットフォームです。2025年10月の段階的オープンを予定し、学生と企業がつながる「共育の場」を提供します。これにより、企業が学生の能力開発を支援するための様々なプログラムやリソースを提供し、実際の社会とのつながりを強化します。具体的には、以下のような活動が行われます:
- - 副教材や課外学習機会の提供
- - 学生への能力開発特典・支援の拡充
- - 企業から大学教員・学生への「共育応援レパートリー」の提示
実施の意義と将来の展望
テックオーシャンの代表取締役CVO、長井裕樹氏は、理系の若者が自分の学びが社会にどう貢献するかを理解できていない声を多く耳にしてきたと述べています。そして、新しい「TECH PORTAL」と共同育成の活動は、学生が自信を持ってキャリア形成できる環境を整える一助となることを目指しています。
テックオーシャンは、未来の優秀な人材が科学技術や産業、地域社会に貢献できるよう、様々な企業や学術団体と連携し、共育応援団を作り出す計画です。シンポジウムやイベントの開催を通じて、理系女子、AI/DX、半導体などの分野に特化した取り組みも進めていきます。
結論
テックオーシャンによる「共育応援活動」は、理系学生が未来に向かって成長し、安心して学びや研究に向き合える場を創出することを目的としています。これにより学生は、正しく夢を描き、より良い社会作りに貢献できるようになるでしょう。テックオーシャンの取り組みに期待を寄せたいですね。
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