日本の緊急人道支援を行うNGO、ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、最近の台風11号(アジア名:ヤギ)によって被害を受けた東南アジアの地域への支援活動を宣言しました。この台風は、特にベトナム、ミャンマー、ラオスに猛威を振るい、記録的な降雨と暴風で多くの人々が影響を受けています。この状況を受けて、JPFは2024年の支援活動を開始し、寄付を受付けています。
台風が上陸したのは9月7日で、ベトナムでは350人以上の死者が報告され、約168,000戸の家屋が損壊し、13万人以上が避難を余儀なくされています。加えて、25万ヘクタールの農地が流失し、教育機関や業務施設も閉鎖を余儀なくされています。
ミャンマーでも、89万人が影響を受け、特に子どもたちに多くの被害が出ています。さらに、300人以上の死者が確認され、基幹インフラも損壊している状況です。ラオスでは、6月から続く洪水や土砂崩れで14万5,000人が被災し、台風11号の影響がその上に重なり緊急の支援が求められています。
JPFは、現地のNGOと連携し、迅速に医療、食料水、生活必需品の提供を行っていく意向を示しています。特に、ヤンゴンやパアンに拠点を持つ難民救助を専門とするAAR Japanが緊急支援を行うことが決まっており、利用者のニーズに基づいた支援活動がスタートしています。支援内容は、現地の状況に応じて随時見直され、必要に応じた援助が提供される見込みです。
寄付は、2024年12月末まで受け付けています。参加を希望される方は、銀行振込もしくは郵便振替での寄付が可能であり、それぞれの詳細はJPFの公式ウェブサイトにて案内されています。特に、振込手数料についてもご理解とご協力をお願いしています。
ジャパン・プラットフォームは、2000年に設立され、今までに65カ国以上で924億円を超える人道支援を行ってきました。そのプロジェクトは、自然災害や紛争からの被害を受けた人々に対し、迅速かつ効果的に支援を届けるために設計されています。今後も活動が続く中、JPFはFacebookやInstagram等を通じて最新の情報を発信するとしています。
目の前で困難な状況にある人々へ支援を届けるため、共同の力が必要です。ぜひ、JPFの取り組みにご協力いただければと思います。寄付に関する詳細は、JPFの公式サイトをご覧ください。JPFは3者(NGO、経済界、政府)のパートナーシップをもとに活動しており、協力のもと支援を進めています。