インドネシアのサステナブルブランドが日本上陸
東京都中央区に本拠を置くエシカリージャパン合同会社が、インドネシアの手織りブランド「TORAJAMELO(トラジャメロ)」とエシカルプラットフォーム「AHANA(アハナ)」の日本総代理店として、いよいよ事業を開始しました。これにより、環境と人に優しい商品が日本の市場に新たな選択肢を提供します。
TORAJAMELO(トラジャメロ)の魅力
TORAJAMELOは、スローファッションを体現する手織りのブランドです。インドネシア・南スラウェシ州の山岳地域トラジャ地方から発信されており、農村における貧困の連鎖を断ち切るための活動も行っています。伝統的な機織り技術を駆使し、地域の文化を守りながら持続可能なファッションを提案。このブランドは、2008年に設立され、2023年には持続可能性の評価基準であるB-Corp認証を獲得しました。さらに、2024年にはPETAヴィーガン認証も取得し、その環境配慮を示しています。
トラジャメロは、インドネシア国内の15の先住民族コミュニティと連携し、地域社会の発展を支援。美しくデザインされたファッションアクセサリーの展開に加え、OEM生産やブランドとのコラボレーションも行われています。無形文化遺産の保護に関しては、ユネスコからの認定も受けており、その活動が国際的にも注目されています。
AHANA(アハナ)のエシカルプラットフォーム
AHANAは、アジア各地のエシカルブランドを厳選して提供するオンラインプラットフォームです。ユーザーがアジアのユニークな文化に触れつつ、環境保護に配慮した商品の購入ができる場を設けています。市場には、アップサイクルを柱にした「XSProject」や「Artistica Jewelry」といった魅力的なブランドが続々と追加されており、消費者により良い選択肢を提供していきます。
インドとの業務提携による展開
トラジャメロは2025年に「TRIFED(トライフェッド)」というインドの部族協同組合マーケティング開発連盟との提携を計画しています。この提携は、インドの部族コミュニティの製品を日本市場に展開し、国際的な販売促進を図るもので、両国の文化や技術の交流をもたらすことが期待されます。
代表者のメッセージ
「トラジャメロ」と「AHANA」の代表であるアパルナ・サクセナ氏は、自身の取り組みについて「地域の持続可能な発展と自然環境の保全を目指し、農村部の貧困の連鎖を断ち切る努力をしています。大阪・関西万博でも私の言葉を日本の皆さんに届けられることを楽しみにしています。」と語っています。このような背景からも、エシカル製品の魅力がますます広がっていくことでしょう。
日本市場でのビジネス展開について、エシカリージャパンの中川雅里名代表も「サステナブルな未来への取り組みを共に進めることができ、大変光栄です。」とコメントしており、両国の架け橋としての役割を果たすことに意欲を見せています。
今後、トラジャメロやアハナからの新情報は、各公式SNSで随時発信される予定ですので、要注目です。サステナブルファッションの新たな潮流が日本にもたらされる瞬間を、一緒に見守りましょう。