新ブランド「iromori」
2019-02-26 15:56:48

京友禅の魅力を現代に届ける新ブランド「iromori」がオープン

京友禅の新たな挑戦、ブランド「iromori」オープン



京都の伝統工芸である京友禅の魅力を日常に生かすための新ブランド「iromori」が、3月16日にオープンします。このブランドは、手描き友禅技術を活かし、現代にもマッチしたファブリックを提供するために設立されました。

「iromori」という名前には「色を守る」という意味が込められており、富宏染工の女性職人たちが生み出したオリジナルの布地が特徴です。デザインの総合監修には、デザイン事務所「二ミリデザイン」の代表である平山智子氏が参加し、伝統と現代が融合した製品を生み出しています。

新しいファブリックの使い方



「iromori」のファブリックは、洋服や小物、インテリアなどに幅広く展開できるように、115センチの横幅を実現。従来の着物サイズでは考えられないアプローチで、新たな可能性を開いています。また、独自の「色言葉」とともに展開される4つの美しい色は、日常生活で使いやすいスタイルで提供されます。

新店舗では、縦幅30センチごとに10センチ単位で購入が可能となっており、利用者は自分のライフスタイルに合わせたサイズを選ぶことができます。この点は特に現代の顧客ニーズに応えた魅力的なポイントです。

ブランドの背景と理念



iromoriの背後には、京都市中京区に本社を構える富宏染工があります。1960年に創立し、皇室献上の着物制作に携わる一方で、一般向けの和雑貨も手がけるなど、業務は多岐にわたります。特に、京友禅の職人たちは分業化された工程を経て、自由な文様と色彩を表現しています。この技術が、「iromori」でも強みに活かされています。

新ブランドの立ち上げにあたり、次世代の職人育成や和装の枠を超えたファブリック展開、インテリア分野への進出など、幅広い目標を掲げています。これにより、京友禅の伝統技術のさらなる発展を目指し、国内外でのビジネス展開も視野に入れています。

オープン日と内覧会情報



「iromori」のグランドオープンは2019年3月16日。オープン前に行われるプレス内覧会では、新しいブランドとその魅力が紹介される予定です。報道関係者は、前日の予約が必要となっています。

新たなライフスタイルに易しい形で京友禅の魅力が感じられる「iromori」に、ぜひ足を運んでみてください。京都の伝統と革新が融合したファブリックが、あなたの生活に新たな彩りをもたらしてくれるでしょう。

会社情報

会社名
富宏染工株式会社
住所
京都府京都市中京区蛸薬師新町西入不動町175-9
電話番号
075-221-2743

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