世界最大のスピリッツ企業バカルディ社が日本法人を完全子会社化

バカルディリミテッドは、2008年4月1日（現地時間）に日本の輸入販売元であるイー・エス・ジャパン株式会社の株式を100%取得したと発表しました。これにより、バカルディ社はおもにスピリッツ市場でのビジネスを強化し、日本市場における存在感をさらに高めることが期待されています。

バカルディ社の背景

バカルディ社は、バミューダハミルトン市に本社を置く非上場企業で、スピリッツ市場において世界最大の規模を誇ります。取扱商品は200を超え、その中には世界一のラムブランド「バカルディ」や、プレミアム・ウォッカブランドの「グレイグース」、急成長を遂げた「ボンベイ・サファイア」といった著名なブランドが含まれています。

日本市場では、バカルディ社は2000年4月からカティサーク・インターナショナル社と共同で50%ずつの株式を保有し、ジョイント・ベンチャーを形成していました。しかし、今回の完全子会社化によりバカルディ社は、日本におけるマーケティングおよび販売を統合的に行う新たなスタートを切ることができます。

未来の展望

新たに統合された日本法人は、今後カティサーク社の商品についてもマーケティングと販売を行うことが合意されています。具体的な新法人の名称や今後の戦略については、後日発表される予定です。市場でのダイナミックな展開が期待される中、消費者にとっても新しい選択肢が増えることになるでしょう。

これまでのカティサーク社との協力関係が新法人によっても継続されるため、両者のシナジー効果が今後の日本市場にどう現れるのか、業界関係者や消費者の関心が高まっています。

バカルディ社の日本法人に関する詳しい情報は、イー・エス・ジャパン株式会社にお問い合わせいただけます。ブランド・コミュニケーション・マネージャーの粂川華都（くめかわ）氏が対応しており、連絡先は03-5276-6606です。また、ファックスでの問い合わせも可能です。