糖尿病啓発セミナー
2025-11-14 12:41:57

世界糖尿病デーに向けた先進的なセミナーが開催されました

世界糖尿病デーに向けた先進的なセミナーが開催されました



11月14日の『世界糖尿病デー』を控え、デクスコムジャパンが2025年11月5日にメディア向けのセミナーを開催しました。このイベントでは、北里研究所病院の糖尿病センター長の山田悟先生、1型糖尿病でモデルとしても活躍する星南さん、2型糖尿病を抱える元プロ野球選手の佐野慈紀さん、そしてデクスコムジャパンの社長である浅野元が登壇し、それぞれの立場から糖尿病との闘いの実情や技術の進歩について話しました。

デクスコム社の革新とCGMの重要性



デクスコム社は1999年にアメリカで設立され、リアルタイムの持続血糖測定(CGM)デバイスを世界で初めて開発しました。現在、この技術は170万人以上に利用され、52の国と地域で展開されています。特に、スマートフォンとの連携や情報の共有による自立的な血糖管理が進められていると、浅野社長は説明しました。

また、2025年版の米国糖尿病学会ガイドラインでは、インスリン治療を受ける患者に対してCGMの利用を推奨することが決定されました。デクスコムジャパンが行った調査によると、多くの糖尿病患者が日常生活で血糖測定に対する精神的・身体的負担を感じており、CGMの認知度・利用率が低いことが明らかになりました。

糖尿病の現状と正しい理解



山田先生は、糖尿病の基本情報を提供し、この病気がどのように理解され、対策されるべきなのかを強調しました。特に,日本人の糖尿病患者の90%が2型糖尿病を抱える中、「糖尿病=自堕落な生活」の誤解が根強いことを指摘しました。実際、日本人の60%は肥満ではなく、糖尿病は生活習慣だけでなく遺伝的な要因も大きいということを強調しました。

また、食後の血糖値を管理するためには、食事療法が不可欠であり、特にタンパク質や食物繊維が有効であることを説明しました。「血糖を知ることは最大の治療」とも述べられ、多くの患者にとって血糖測定の重要性が再確認されました。

一人ひとりの経験と向き合い方



星南さんと佐野さんは、自らの糖尿病への経験を基にしたトークセッションを展開しました。星南さんは18歳の夏に突然1型糖尿病を発症し、以前の健康な生活から大きく変化したことを語りました。佐野さんも、現役引退後に偶然見つかった2型糖尿病の診断から苦い経験をしたと明かしました。

山田先生は1型と2型の違いについて詳しく説明し、急に発症する1型糖尿病とじわじわ症状が進行する2型糖尿病の特性を明らかにしました。特に、2型糖尿病は自覚症状がないことが多く、健康診断を受けないと気づきにくいと指摘されました。

健康的な生活への挑戦



佐野さんは、自身の体験から健康的な生活を送ることの意義を強調しました。血糖値管理においては、運動と食事がカギであることを語り、その大変さも同時に伝わりました。食事量を調整しても血糖値が下がらない苦しみを経験し、合併症も患ったことを告白。一方で、星南さんは1型糖尿病発症後に新たな生活習慣を整えたことを語り、「挑戦したいという気持ちが芽生え、今では誰よりも健康を感じている」と力強いメッセージを送りました。

CGMと共に歩む未来



トークの中で2人は、CGMの重要性についても語りました。星南さんは、CGMが生活の不安を減少させ、運動や睡眠時のストレスを軽減する助けになっていると語り、佐野さんも同様に血糖値の安定感を証言しました。山田先生は、より多くの糖尿病患者がCGMを使える環境が整うことが重要だと強調しました。

最後に、星南さんは糖尿病に対する正しい認識の重要性を訴え、「病気を敵とはせず、共に歩みながら人生を楽しんでいくことが大切」と呼びかけ、セミナーは前向きなメッセージで締めくくられました。

デクスコム社について



デクスコム社はリアルタイムの持続血糖測定システムを通じて、多くの人々の糖尿病管理をサポートしています。革新を追求し、利用者のニーズに応えながら絶えず改善と簡略化を進めています。詳しくは公式ウェブサイトを参照してください。


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会社情報

会社名
デクスコムジャパン合同会社
住所
東京都目黒区下目黒1丁目8番1号目黒アルコタワー7階
電話番号

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