HUAWEI製AIファイアウォールの販売開始
株式会社ビーマップが、HUAWEI製のAIファイアウォール「HiSecEngine USG6000Fシリーズ」の販売を正式に開始しました。この製品は、現代の巧妙かつ高度なサイバー攻撃に備えるために設計されており、従来の海外製セキュリティ製品群と併用することで、異なる設計思想と検知ロジックを組み合わせた「異種二重防御」モデルの中核を担います。
サイバー攻撃の現状
近年、サイバー攻撃は特定の地域や業種に限らず普及し、多様化を見せています。攻撃手法や回避技術も国や地域、さらには攻撃者コミュニティによって変化し続けています。このような状況下で、単一のベンダーや検知思想に依存したセキュリティ構成がリスクを伴うことが認識されています。特に通信事業者や鉄道会社など、可用性と安全性が強く求められるシステムにおいては、より強固な防御策が必要です。
異種二重防御モデル
当社の提案する「異種二重防御」は、異なる検知アプローチを組み合わせることにあります。具体的には、既存のファイアウォールが得意とするシグネチャベースの高速処理や既知脅威対策と、HUAWEI HiSecEngineが強みとするAIによる挙動分析や未知脅威検知を意図的に重ねる設計です。この手法により、単独のシステムに依存することなく、リスクを分散させ、安全性を向上させることが可能となります。
HUAWEI HiSecEngine USG6000Fシリーズの特長
USG6000Fシリーズは、暗号化通信が主流となった現代の攻撃環境を考慮し、以下の特長を備えています:
- - AIを用いた未知脅威検知:独自のCDE(コンテンツ検出エンジン)とAIモデルにより、最大95%の未知脅威検出率を誇っています。
- - 高性能・低遅延処理:NPアクセラレーションとSSLオフロードによる高い処理性能を発揮します。
- - 豊富な防御データベース:約25,000以上のIPSシグネチャ、6,000以上のアプリケーション識別が可能です。
市場の評価
HUAWEIのファイアウォールは世界80カ国以上、10万社を超える企業で利用されており、高い評価を得ています。ガートナー社の「ネットワークファイアウォール・マジック・クアドラント」では中国ベンダーとして唯一、10年連続で評価されています。また、業界第三者機関のTollyによる評価でも、競合製品が約80%の検出率である中、HUAWEI製品は95%を実現しています。
今後の展開
ビーマップでは、ランサムウェアなど新たなサイバー脅威から企業を守るため、「ランサムウェア対策ソリューション」の策定を進めています。このソリューションは、エンドポイント対策やバックアップ、復旧支援などを組み合わせることで、被害の予防と業務継続を支援するものです。
代表取締役社長杉野文則のコメント
「単一の製品に依存するリスク」を強く意識し、海外の事例からも複数ベンダーの併用が求められているとの認識を持つ杉野社長は、HUAWEIのファイアウォールの独自性を高く評価しています。今後も多様な技術を組み合わせることで、より現実的な防御構成を提供していく方針です。