舞台『フォルモサ！』が吉祥寺シアターで上演決定！

舞台『フォルモサ！』が吉祥寺シアターに登場

Ｐカンパニーの人気シリーズ「罪と罰」が、いよいよ第44回公演を迎えます。劇では、明治時代の台湾を舞台にした物語が展開され、2025年3月の13日から17日まで、東京都武蔵野市の吉祥寺シアターでの上演が決まりました。

公演概要

本作『フォルモサ！』は、明治後期に日本が台湾を植民地化していた時代を背景にした物語です。人類学者の百木太郎が妻のアイと共に台湾に渡り、手つかずの自然と原住民たちの文化を観察する夢のような日々を描いています。しかし、総督府の方針転換に伴い、大規模な討伐が始まる中、彼は親友を救うために奔走します。この物語は、実在した人類学者・森丑之助をモデルにしたフィクションで、台湾における植民地支配の背後に潜む複雑な歴史を視覚化したものとなっています。

演出を務めるのは小笠原響氏で、彼は地域の演劇振興にも注力しており、その才能は数々の受賞歴にも裏付けられています。また、ドラマトゥルクとしてエリ・リャオ氏も参加し、独自の視点から作品に彩りを加えます。

チケット情報

チケットは、カンフェティにてすでに購入可能です。一般チケットは6,000円、65歳以上のシニア割引は5,000円、25歳以下のU25割引は3,000円となっています。また、カンフェティ会員には特別な割引もありますので、詳細は公式サイトを確認してください。

日本の植民地政策と、その影響を深く考えさせる題材を扱ったこの作品は、ただの歴史物語ではなく、現代の視点からも重要なメッセージを届けるものです。植民地時代の台湾の過去を見つめ直すきっかけとなるでしょう。