ゼロボードとTexploreが脱炭素化を目指す業務提携
2023年10月、株式会社ゼロボード(以下、ゼロボード)は、タイに本社を置くSiam Cement Group Chemicals(SCGC)の100%子会社であるTexplore Co., Ltd.(以下、Texplore)との間で、ASEANおよび日本における脱炭素化推進を目的とした業務提携に関するMOUを締結しました。この提携は、両社の強みを活かし、環境に配慮したビジネスエコシステムの構築を目指す画期的な取り組みとして注目されています。
MOU締結の背景
ゼロボードは、企業のサステナビリティ経営を支援するクラウドソリューションを提供しており、環境意識の高まりに伴って、脱炭素化の重要性が増す中で、Texploreとの連携を深めることが決定されました。Texploreは、環境配慮型の素材や技術を通じて、GHG(温室効果ガス)削減に貢献しています。この連携により、両者は新たな価値を創造することが期待されています。
業務提携の主な内容
1. 包括的な協業
両社は、ASEANおよび日本の市場において、環境に優しい製品やサービスを提供するための協力関係を築きます。経済的な連携を通じて、GHG排出量の削減に向けた取り組みを推進します。これにより、企業が持続可能な経営を実現しやすくなるでしょう。
2. 相互顧客紹介
ゼロボードとTexploreは、環境に配慮したビジネスを展開する企業に対し、互いの強みを活かしてビジネス機会を紹介し合う計画を立てています。このアプローチにより、新たな連携が生まれることが期待されています。
3. ネットワーキング連携
相互のネットワーキングイベントや関連活動への参加を通じて、両社のパートナー企業の交流を促進し、脱炭素化に寄与するビジネスエコシステムを構築します。このネットワーク化により、より広範な分野での脱炭素化への理解と協力が促進されます。
2050年カーボンニュートラルへの貢献
本連携は、タイ政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル目標」の達成に向けた一環としての意義を持っており、日ASEAN間での脱炭素ソリューションの提供を象徴する取り組みともなります。ゼロボードとTexploreは、デジタル技術と産業イノベーションを融合させ、地域産業をクリーンで持続可能な方向へ導くための共創体制を強化していく方針です。
Texploreとゼロボードの企業概要
Texploreは、環境に配慮した製品群を提供することで、GHG削減への取り組みを行っている企業です。一方、ゼロボードは、ESG関連データの収集や管理を支援するクラウドソリューションを提供しており、脱炭素化に向けた企業のサステナビリティ経営を支援しています。両社の技術と経験を活かした協力関係は、今後の持続可能なビジネスの発展に寄与することでしょう。
COVID-19のパンデミックを経て、企業の社会的責任や環境への配慮が一層重要視されるようになっています。今後、ゼロボードとTexploreの連携がどのように進展し、ASEANおよび日本での脱炭素化に貢献していくのか注目されます。経済と環境の両立を目指すこの取り組みは、企業を超えた持続可能な社会の実現へとつながる大きな一歩と言えるでしょう。