シンク・ネイチャー、新たに研究者顕彰制度を発表
株式会社シンク・ネイチャーは、沖縄県浦添市に本社を構える企業で、自然資本の保全とその社会実装に向けた新たな顕彰制度として「ネイチャーポジティブ・リサーチアワード」と「ネイチャーポジティブ・シーズアワード」を創設しました。この制度の目的は、生物多様性の保全に向けた革新的な研究を顕彰し、その成果を社会に実装することにあります。
アワード創設の背景
現在、世界中で「ネイチャーポジティブ」という概念が重要視されています。これは、自然の損失を抑制し、回復へ導くことを目指す取り組みです。しかし、企業や金融機関が意思決定を行う際、多くの場合、十分な科学的根拠に基づかない決断がなされてしまうという問題が存在します。この状況を打破するためには、サイエンスの成果と社会の意思決定とのつながりを強化する必要があります。
シンク・ネイチャーが創設するアワードは、単に学術的な優れた研究を評価するだけではなく、「自然と社会」の関係性や実装の可能性を重要な評価基準としています。この新たな視点は、これまでにない研究者顕彰の形を提供するものです。
アワードの特徴
本アワードにはいくつかの特徴があります。その一つが、情報プラットフォーム「NPJ」との連携です。受賞者は、サステナビリティに関わる企業や金融機関の担当者に対し、自身の研究成果を直接発信する機会が与えられます。これにより、研究成果が意思決定にどのように役立つかを実際に示すことが可能になります。
また、文理を問わずに様々な分野の研究を対象とし、「シーズアワード」では大学院生も対象となり、未来の実装に向けた新たな問いの鮮度が重視されます。これにより、広範なアイデアや視点が集まることが期待されています。さらに、国際的なリーディングサイエンティストが審査に参加し、高い専門性で応募作品を評価します。生物多様性に関する研究をリードする世界的な専門家が審査を行うことで、アワードの信頼性も高まります。
募集概要
本アワードには二つのカテゴリーがあり、
- 対象:研究者(キャリア不問)
- 賞金:100万円
- 評価軸:学術的卓越性、自然と社会の関係性、社会実装の可能性
- 対象:大学院生(学部生を含む)
- 賞金:10万円
- 評価軸:未来実装への可能性、挑戦性、問いの鮮度
これらの応募は、2026年5月11日から6月24日の期間で受け付けられ、公式サイトからエントリーを行い応募書類を提出する必要があります。
シンク・ネイチャーとは
シンク・ネイチャーは、生物多様性の理解とその保全を目的としたネイチャーテック・スタートアップです。私たちのビジョンは、自然資本への投資が評価される社会の実現を目指し、データテクノロジーを駆使して「自然の価値」を見える化することです。陸海フィールドワークや人工衛星を用いた観測データを通じて高解像度の環境理解を提供し、企業や行政の意思決定に資する情報を創出しています。
このアワードを通じて、私たちは生物多様性の保全を促進し、持続可能な明るい未来へとつなげることを目指しています。