STEM教育支援
2020-07-30 14:10:02
日本各地の小中学校へのSTEM教材贈呈企画が始動
STEM教材贈呈プロジェクトの始まり
東京学芸大こども未来研究所は、2023年1月にアマゾン ウェブ サービス(AWS)とのスポンサー契約を結び、6月22日から全国の小中学校に向けてSTEM教材の贈呈を開始しました。このプロジェクトは、教育現場でのSTEM教育の拡充を目指す取り組みの一環です。
AWSの地域支援活動
アマゾン ウェブ サービスは、クラウドプラットフォームを提供しながら、地域貢献活動として「AWS InCommunities」を推進しており、今回は日本で初めての教材支援に取り組んでいます。この支援を通じて、U教育の現場でより多くの子どもたちがSTEM教育に触れられる機会を提供します。
STEM教育プロジェクトの概要
このプロジェクトは、東京学芸大こども未来研究所を中心に、株式会社おもちゃ王国、株式会社ヴィットハート、国立大学法人東京学芸大学の4社が協力し、「最先端のSTEAM教育を取り入れた学校教育・地域教育・家庭教育の支援方法」を研究することから始まりました。プロジェクトは2013年から提供している中学校向け教材「TECH未来」シリーズを基盤に、幅広い教育分野でのアプローチを強化しています。
教材贈呈の詳細
贈呈対象は、小学校向けに「プログラミング未来〜信号機〜」、中学校向けの「TECH未来」で、関東を中心とした複数の学校に配布される予定です。6月29日に贈呈が行われた東京学芸大学附属竹早小学校は、その後の授業に向けて準備を進めています。新型コロナウィルスの影響により、直接の贈呈が難しい中でも、校長や教師からの喜びの声が寄せられています。
教育現場での実施例
例えば、今回「プログラミング未来〜信号機〜」を受け取った東京都葛飾区立東金町小学校の校長は、子どもたちが身の回りの信号機に興味を持っていることから、教育に活用していく意向を示しました。また、東京学芸大学附属世田谷小学校の教師も、プログラミングの重要性を強調し、教材を通じて子どもたちに現代の便利さを伝えていくことを楽しみにしています。
今後の展望
今後、プロジェクトではSTEM教育の授業を支援するためのイベントや研修会の実施も計画されています。年内には「STEM QUESTスタジアム」というイベントが予定されており、子どもたちが楽しみながら学べる環境作りが進められる見通しです。これらの取り組みを通じて、より多くの生徒がSTEM教育の重要性を実感し、未来を担う力を育むことが期待されています。
このプロジェクトは、教育現場に新たな風をもたらすもので、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人 東京学芸大こども未来研究所
- 住所
- 東京都小金井市貫井北町4-1-1
- 電話番号
-
042-312-4112