小学生の夏休み留守番への不安、全家庭の78%が懸念と調査結果

小学生の留守番問題に関する調査結果

2024年の夏休みを迎えるにあたって、子どもだけで留守番をする家庭が増えていることが明らかになりました。ソニーネットワークコミュニケーションズライフスタイル株式会社が実施した調査によると、88.3%の家庭が子どもの留守番の機会が増えると回答しています。

調査の概要

調査は主に小学生の子どもを持つ、30代から50代未満の男女400人を対象に行われました。実施期間は2024年7月22日から7月24日の3日間で、インターネットを通じて行われました。調査結果からは、夏休み中の留守番に対する不安や対策の現状が浮き彫りになりました。

夏休み中の留守番の実態

約6割を超える家庭が、2024年の夏休みに学童を利用しないと答えています。そのため、子どもたちは主に「自宅で留守番」「親戚・祖父母と過ごす」「習い事や塾に通う」といった過ごし方が多いことがわかりました。この調査では、82.8%の家庭が自宅での留守番を選択していることが判明しました。

不安を感じる親の心境

自宅で留守番することに不安を感じる親は、78.5%に及びます。その不安の内容としては、「だらだら過ごしているのではないか」「不審者や侵入者が来る可能性」「怪我や急病に見舞われること」が上位に挙げられました。特に、「だらだら過ごしてしまうかもしれない」という懸念は62.3%の親が気にしているとのことです。

対策が不足している現状

調査では、約4割の家庭が特に留守番のための対策を講じていないと報告されています。対策をしている家庭の中でも、一番多かったのは「親族や友人のサポート」で33.0%、次いで「習い事・塾の増加」が21.0%、最後に「見守りカメラの設置」が14.5%という結果が得られました。また、留守番のための対策に関わる金額は、0円から1,000円までという回答が50%を占めており、手軽な対策が求められていることがわかります。