インドネシア初!半屋外型アウトレット
2024-07-17 15:21:58

インドネシア初!三菱地所設計が手がけた「半屋外型」アウトレットモールがオープン!

インドネシア初!「半屋外型」アウトレットモールが誕生



三菱地所設計が設計を担当した「The Grand Outlet – East Jakarta Karawang」が、インドネシアのカラワン県にグランドオープンしました。これは三菱地所グループにとってインドネシア初のアウトレットモールとなります。

ジャカルタ中心部から高速道路で約1時間の場所に位置し、アクセス抜群。さらに、施設から約3kmの場所に高速鉄道の新駅が開通予定となっており、高い集客が見込まれます。

「Shopping in Nature」をコンセプトに、熱帯気候でも快適な半屋外空間を実現



約88,000㎡の広大な敷地に約150店舗が立ち並ぶこの施設は、「Shopping in Nature」をコンセプトに、自然を感じられる快適な空間を実現しました。

特に注目すべきは、シミュレーションとコンピューテーショナルデザインを駆使して設計された「木漏れ日のような」ガラス屋根です。このガラス屋根は、熱帯気候特有の強い日差しをコントロールし、快適な半屋外空間を作り出します。

インドネシアの自然からインスピレーションを受けたデザイン



施設内には、「Forest」「Bamboo」「Water」「Flower」「Rice Terrace」の5つのモチーフが取り入れられています。これは、インドネシアの豊かな自然から着想を得たもので、多様な歩行空間を創出し、ショッピングを楽しめる空間となっています。

中央に位置する「Green Hub」は、イベントにも対応可能なフレキシブルな空間です。棚田をイメージした立体的な緑のつながりが、階段の昇降を豊かな空間体験へと昇華させ、上部階への集客力向上にも貢献しています。

熱帯気候での課題を克服!快適な半屋外空間を実現するための工夫



年間を通じて平均最高気温が30℃を超える東南アジア地域では、屋外型ショッピングモールの普及は難しい状況です。

そこで、本施設では、ガラス屋根「Giant Canopy」と、自然通風を補助するポール型ファンを設置することで、外部空間よりも約10℃低い体感温度を実現しました。

ガラス屋根には、光透過性の異なる3種類の素材を用いることで、日差しを効果的に遮り、快適な環境を実現しています。また、夜間には、ガラス屋根に仕込まれた間接照明が、昼間とは異なる表情を演出します。

日本と東南アジアのチームが連携



三菱地所設計は、日本と東南アジアのチームが連携することで、それぞれの強みを活かした設計を実現しました。

日本のチームは、豊富なアウトレット設計実績を基に基本計画を策定。東南アジアチームは、現地の知識やコミュニケーション力を活かし、詳細設計から施工までを担当しました。

今後の展望



三菱地所設計は、今後もインドネシアでの大型ラグジュアリーアウトレットモール事業を展開していく予定です。2024年着工予定の「(仮称)The Grand Outlet – Kura Kura Bali」は、バリ島に誕生する大型アウトレットモールです。

まとめ



「The Grand Outlet – East Jakarta Karawang」は、熱帯気候でも快適なショッピング体験を提供する、革新的なアウトレットモールです。三菱地所設計は、今後も、地域特性を生かしたデザインと先進的な技術を駆使し、快適で魅力的な空間を創造していきます。


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会社情報

会社名
株式会社三菱地所設計
住所
東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル
電話番号

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