クレジットエンジンが新たな融資サービスを発表
株式会社クレジットエンジンが、オンライン融資サービス「LENDY」のベータ版提供を開始しました。これに合わせて、同社は約1.1億円を調達し、オンラインで迅速に資金を必要とする中小企業や個人事業主へのサポートを強化しています。
資金調達の背景
クレジットエンジンは2016年からスタートし、今回の調達はシードラウンドの2回目となります。これまでの資金調達先には500 StartupsやDraper Nexus Ventures、VOYAGE GROUPなどが名を連ねています。特に、500 Startupsは日本においても活発な投資を行っており、今後も注目される存在です。
LENDYとは
LENDYは、中小企業や個人事業主向けに設計されたオンライン融資サービスです。利用者は、高度な書類作成を必要とせず、いつでも簡単に融資申請が可能です。登録を行い、必要な情報を入力することで、すぐに借入可能額が確認できるのが魅力です。
融資の審査にはリアルタイムでの機械学習を活用し、各種オンラインデータを継続的に分析します。これにより、スピーディな融資判断を実現し、急な資金需要にも対応が可能です。
融資のスムーズさが特徴
特に、中小企業や個人事業主は突発的な資金需要が発生しがちです。例えば、急に売上が伸びて仕入れを増やしたい時や、設備が故障し迅速な買い替えが求められる際などです。LENDYはそのような場面で、迅速な資金調達を可能にすることで、事業の運営に集中できる環境を提供します。
現在のところ、LENDYの対象は飲食店や美容室、オンラインショップなどに限定されており、融資額は最高100万円とされていますが、正式版では最大1,000万円まで増額される予定です。利用料も登録料無料、月額利用料は発生しないため、リスクを感じることなく利用できるでしょう。
サービスの詳細
LENDYの詳細は公式サイト(
https://www.lendy.jp)で確認できます。利用者は中小企業向けに特化された融資プログラムを活用することで、効率的に資金を調達することが可能です。
資金の額面に応じた利率が設定されています。具体的には、融資額が100万円以上の場合は8.0%〜15.0%、100万円未満の場合は13.0%〜18.0%と幅広い設定となっています。特に初めての利用者にとって、利率が競争力を持つかが重要なポイントです。
LENDYは、Amazonや楽天銀行、freeeなどの多くのサービスと連携しています。これにより、使い慣れたプラットフォームで融資を受けることができる利点があります。
まとめ
クレジットエンジンのLENDYは、中小企業や個人事業主の強力な味方となり得るオンライン融資サービスです。迅速な対応と簡単な手続きによって、資金繰りに悩む多くの事業者に新たな選択肢を提供することが期待されます。今後の正式版の展開にも要注目です。