万博で注目のバスケット
2025-02-20 11:10:35

大阪・関西万博で注目の対馬オーシャンプラスチックバスケットとは

2025年4月に開催される大阪・関西万博で、「対馬オーシャンプラスチックバスケット」シリーズが公式ライセンス商品のショッピングバスケットとして使用されることが決定しました。特に注目されるのは、長崎県対馬市に漂着した海洋プラスチックを10%配合した製品で、耐久性と環境に配慮した設計が話題となっています。

1. 対馬オーシャンプラスチックバスケットの魅力



このバスケットは、実際に長崎県対馬市で回収されたオーシャンプラスチックを使用したもので、従来の製品と同等の耐荷重をもつという優れた特徴を持っています。具体的には、TOP-370とTOP-465の2種類があり、サイズや耐荷重、重量はそれぞれ異なりますが、どちらも高強度のポリプロピレンを使用し、実用的なデザインが施されています。

例えば、TOP-465のバスケットは465mmの長さを持ち、容量は27リットル。均等荷重は460kgf、1点荷重では逆さ時に155kgfにもなります。一方、TOP-370は370mmの長さで、容量は16リットル。こちらも優れた耐荷重性能を誇ります。

2. 環境貢献の取り組み



株式会社リングスターは、創業138年を誇る日本のプロ用工具箱メーカーですが、最近では環境問題にも真剣に取り組んでいます。彼らのバスケットシリーズは、2023年以降に誕生し、既に約832kgのオーシャンプラスチックを削減する成果を上げています。また、オーシャンプラスチックを100gあたり100円で対馬市に寄付する活動も行っており、2023年度、2024年度を合わせて約83万円を寄付しています。

この取り組みは、ただのビジネス活動にとどまらず、地域社会への貢献にもつながっています。長崎県対馬市は、年間約2万~3万㎥の漂着物が集まる地域で、その処理には多額の費用がかかります。この問題に対するリングスターの試みは、単なる製品開発を超えた社会的意義を持っています。

3. 新たな教育プログラム



また、リングスターは「ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業」に参加し、海洋ごみ問題への理解を深めるための教育プログラムも展開しています。奈良県生駒市の小中学校を対象に、対馬の海ごみの問題について考える授業を展開し、子供たちに環境問題に対する意識を持たせることを目指しています。

この活動は、単に製品を販売するだけでなく、未来の世代に向けて環境問題を正しく理解し、向き合うための意識改革を促す取組みといえます。学生たちは、プラスチック製品の利用法や廃棄方法について学び、持続可能な未来に向けた行動を考えるきっかけを得ることができます。

4. リングスターのビジョン



和尚プラスチックの問題は、企業が続けて扱うことが困難であるとされてきましたが、株式会社リングスターは、その専門知識と経験を活かして製品化を実現しました。シンプルながらも強度を保つ構造や、耐久性を重視した設計は、多くの場面で活躍することでしょう。

今後も彼らは「正しく選び、正しく捨てる」という意識を持ち、製品を通じて環境問題に真摯に向き合っていくことを目指しています。彼らの活動は、環境への配慮だけではなく、製品自体の持続的な価値を高めることに繋がります。多くの人々が大阪・関西万博でこのバスケットを手にし、環境について考えるきっかけとなることを期待しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
株式会社リングスター
住所
大阪府大阪市城東区東中浜3-19-16
電話番号
06-6961-0883

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。