海洋ロボティクス事業始動!洋上風力発電の未来を支える技術とは
サイスガジェット株式会社(本社:東京都大田区)は、2023年3月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催される『WIND EXPO2023』に出展し、本格的に海洋ロボティクス事業に乗り出すことを発表しました。これは、2023年3月15日(水)から開催される国際風力発電展にあたるものです。
近年、2050年のカーボンニュートラルを実現するため、洋上風力発電に対する期待が日本でも急速に高まっています。各地でのプロジェクトが進行している中、洋上での作業は海洋や気象条件に大きく影響されるため、発電コストを削減するには作業効率の向上が不可欠です。
特に、洋上風力発電が先行する英国やヨーロッパでは、効率化が早くから進められており、無人水上機(USV)やセンサー技術が導入されています。これにより、人手不足や安全性の向上、作業時間の短縮といった課題に対処することが期待されています。
当社では、これまで洋上風力開発において海底地質調査を中心にサービスを提供してきましたが、今後は海洋ロボティクス事業部門「RAS」(Robotics and Autonomous Solutions)を設立し、開発から建設、運用、保守にいたる幅広い調査サービスを提供していくことを目指しています。
「RAS」では、洋上風力発電のみならず、湖、ダム、河川や上下水道のインフラ保守、漁業調査、長期気象観測などの分野にも対応したソリューションを展開していく予定です。
出展製品の概要
WIND EXPO2023では、さまざまな海洋ロボティクスに関連する製品や技術が展示されます。主な取り扱い製品には以下のものがあります:
1.
水中フォトグラメトリ
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IVM Technologies社(アイ・ブイ・エム・テクノロジーズ)
- 製品名:HYDROシリーズ
- 特徴:水中での測量業務をダイバーなしで、且つミリメートル未満の精度で実現。
2.
高分解能 3D地層探査システム
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Kraken Robotics社(クラケン・ロボティクス)
- 製品名:Acoustic Corer(アコースティック・コアラ―)、Sub-Bottom Imager(サブボトム・イメージャー)
- 特徴:洋上設備建設前の地層リスクを3次元的に可視化。
3.
無人水上機
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Saildrone社(セイルドローン)
- 製品名:Explorer (7m), Voyager (10m), Surveyor (22m)
- 特徴:風力と太陽光を動力とし、環境観測能力が高い無人水上機。
これらの技術により、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、当社は洋上風力発電に関する事業を一層加速させる所存です。
WIND EXPO 2023の開催概要
- - 開催日:2023年3月15日(水)~17日(金)
- - 会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト)
- - ブース番号:40-30
- - セミナー登壇時間:3月15日(水)12:30~13:00於:洋上風力セミナー会場E
さらに情報が必要な方は、サイスガジェット株式会社までお問い合わせください。