日揮ホールディングス、温室効果ガス測定事業に参画
日揮ホールディングス株式会社は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が公募した2026年度「衛星データを用いた温室効果ガスの排出源特定および測定に向けた技術検証事業」に参画することを発表しました。この事業では、日揮グローバル株式会社が主導し、三菱電機が業務委託先として選ばれました。
事業内容について
この事業は、2025年に打ち上げられる予定の温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT GW)を利用し、米国の実証施設でメタンの排出検出と定量に関わる性能を評価します。メタンは二酸化炭素に比べて温室効果が大きく、気候変動における深刻な課題です。そのため、国連環境計画が進める「OGMP 2.0」におけるメタンの排出量測定の適用可能性を検討することも目的とされています。
日揮グローバルは、自社の持つ天然ガスや液化天然ガス(LNG)プロジェクトにおけるメタン排出管理の知識を生かし、三菱電機との共同作業で実地に取り組んでいく予定です。
プロジェクトの重要性
温室効果ガスの排出を正確に理解し、管理することの重要性が高まっています。特に、LNGの主要成分であるメタンはその強力な温室効果から、エネルギー分野において排出源の把握や漏えいの早期発見が求められます。実施期間は2023年8月から2027年2月までで、三菱電機を中心に衛星データサービス株式会社、三菱電機ソフトウエア株式会社、GHGSat Inc.などとの協力体制が構築されています。
日揮グローバルの実績
日揮グローバルは、これまでに80か国で20,000件以上のプロジェクトを遂行してきました。特にLNGカナダプロジェクトや豪イックスLNGプロジェクトといった国際的な案件において、世界の30%を超えるLNG液化トレインの設計や建設を手がけてきた実績があります。また、メタンを含むGHG排出量の定量化サービス「HiGHGuard®」も提供し、低炭素社会の実現に向けた技術を進化させています。
技術革新に向けた姿勢
日揮グループは、2026年5月に策定した新中期経営計画「BSP2030」に基づき、顧客と共に社会課題に挑戦していく方針です。今後もGHG排出量の定量化技術とプラントエンジニアリング技術を駆使し、持続可能なエネルギーの未来を切り開く貢献を目指します。
お問い合わせ先
詳細についてのお問い合わせは、日揮ホールディングス経営企画ユニットの広報グループ、伊達または岡崎までご連絡ください。