コクヨのデザイナーが紡ぐ日常の美、写真展「Collective Sense」開催

コクヨ株式会社が主催する写真展「Collective Sense」が、2025年8月25日（月）から9月5日（金）まで、東京品川のオフィス「THE CAMPUS」で開催されます。この展示は、コクヨのインハウスデザイナーたちによるもので、日常の「いいな」を写真で表現し、感覚を言語化する試みです。

「Collective Sense」とは

現在、AIがさまざまな分野で活用される中、人間の感覚の重要性が再評価されています。特にデザインにおいて、インハウスデザイナーは、クライアントの課題解決が中心になりがちな現状に疑問を持ち、「いいな」と感じる瞬間の価値を見つめ直すことから、このプロジェクトが始まりました。

デザインと感覚の融合

このプロジェクトでは、デザイナー6名がコクヨ東京品川本社近辺を散策し、日常生活から「いいな」と感じた瞬間を捉えた300枚以上の写真を集めました。これらの写真を整理する中で、共通した感覚が垣間見え、「Collective Sense」と名付けられたこの感覚は、言語化され、視覚的に表現されています。

写真展では、こうした翻訳された感覚に基づいて展示された写真が数多く並びます。デザイン手法だけでは見いだせない、人々の心を動かす感性が、丁寧に拾い上げられ、普遍的かつ優れたものへと導く実験的なアプローチが行われます。

来場情報

本展示は予約不要で、誰でも無料で入場可能です。ぜひこの機会に、デザイナーたちの視点から日常の美を再発見しに来てください。展示の会場は、コクヨ東京品川オフィス内のパブリックスペース「TERRACE」で、屋外での開催となっています。入場時間は平日9：00から18：00まで。

また、この展示で表現された感覚は、2025年11月に開催予定のイベント「Culture Snack」にて、身体感覚へと落とし込むプロダクト展示が行われる予定です。