株式会社オンワードホールディングスがコスメ・デ・ボーテを完全子会社化
株式会社オンワードホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:保元 道宣)は、ネイル関連商品を手がける株式会社コスメ・デ・ボーテ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:澁谷 宏昭)の全株式を取得し、完全子会社化することを決定しました。この動きは、会社の事業戦略「ONWARD VISION 2030」に基づくもので、特に『ウェルネス領域』の成長加速を目指すものです。
コスメ・デ・ボーテ社は、セルフネイル商品などの企画及び販売を行い、全国7,000店舗以上のバラエティストアやドラッグストアでその商品を展開しています。特に、今年で発売10周年を迎える「Gel Me1」は、各種メディアによる人気ランキングで上位に位置付けられ、消費者からの高い評価を得ています。
オンワードホールディングスは、コスメ・デ・ボーテ社の成長性と収益性を強化することを目指し、グループ全体で事業シナジーを追求します。具体的には、チャコット株式会社が展開する『Chacott COSMETICS』や、オーガニックヘアケアブランド『product』を運営する株式会社KOKOBUYとの連携を強化。これにより、コスメ・デ・ボーテ社のさらなる成長を図り、コスメ事業全体の強化を目指します。
現在、株式の取得は2026年3月を予定しており、以降は集中的な投資を行うことで、商品ラインアップの充実や新商品開発に取り組む方針です。これにより、オンワードホールディングスはコスメ事業領域での存在感を一層強固なものにし、生活者の多様なニーズに応えていく考えです。
コスメ・デ・ボーテ社は現在も国内外で注目を集めており、多様化する消費者の価値観に対応した商品を展開しています。たとえば、最近のトレンドに合わせた新商品の開発や、プロモーション戦略の強化も進めています。オンワードホールディングスとの統合によるシナジー効果が期待される中、コスメ業界での競争がますます激化する中、さらなる成長が期待されます。
このような動きは、企業が持つブランド力を最大限に活かし、厳しい市場環境においても生き残るための戦略的な一歩と言えるでしょう。今後の展開に注目が集まる中、コスメ・デ・ボーテ社の新たな戦略と商品に期待が寄せられています。