2025年7月15日、有楽町で行われたビジネスプランコンテスト「01Start第8期」。このコンテストは、未来のリーダーを育成するためのプラットフォームとして、三菱地所と株式会社ゼロワンブースターが共同で実施しています。今回、選ばれたのは全8チームであり、それぞれのチームが独自のビジネスプランを持っています。
01Start第8期の目的
「01Start」の目的は、次世代の起業家やリーダーが自らのビジョンを実現できるよう支援することにあります。特に有楽町SAAIという空間を活用し、参加者が夢を形にする場を提供しています。これにより、彼らのアイディアが社会へと実装されることを期待しています。
採択された8チーム
以下は、採択されたチームの概要です。
1.
スタートアップ部門
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ErudAite:59か国語に対応した高精度翻訳エンジンを開発。
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JOYCLE:ゴミを資源化する分散型のアップサイクルインフラを提供。
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KenRi法務部:法務特化の生成AIとアウトソーシングのサービス。
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TCNプライム:心臓治療の新しいアプローチを提供する医療技術企業。
2.
イントラプレナー部門
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Hamee:カスタマイズサービスを提供するプロジェクトを手がける。
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清水建設:建設業務を支援するDXサービスを展開。
3.
社会課題部門
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ネクスレジン:廃棄卵殻を使ったエコ素材を開発。
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Plusbase:看護師の育成を支援するAIシステムを提案。
これらのチームは、個々のアイディアを育むために、約1年間にわたりSAAIの施設を無償で利用することができます。また、ゼロワンブースターによるメンタリングや、他の起業家とのネットワーキングの機会が提供され、さらなる成長を促進します。
審査の様子
最終審査会では、書類選考を通過したチームが自身のビジネスプランをプレゼンテーションしました。審査員たちは、参加者が持つ多様な視点や課題に対する真正面からの取り組みを賞賛しました。特に、グロービスベンチャーサポートの田村菜津紀氏は、「多様な人々が集まる素晴らしいコミュニティ」と評価し、今後の発展を期待しています。
SAAIについて
有楽町「SAAI」は、2020年に開業した会員制施設であり、異なる価値観を持つ「個」を繋いで新しいアイディアを育てる場所です。「SAAI」という名称は、彩(多様性)、才(異なる才能)、祭(交流)、斎(集中)を意味し、参加者にとって大切な体験を提供します。
ゼロワンブースターは、「事業創造の力で世界を変える」を理念に掲げ、大手企業とスタートアップの連携を推進。起業家向けの支援プログラムやシェアオフィスの提供も行っています。今後も、参加者が互いに学びあい、共に成長するコミュニティを目指しています。
最後に
「01Start第8期」から生まれる新たなビジネスやリーダーが、未来の社会に影響を与えることを期待しています。興味のある方は、公式YouTubeチャンネルで審査会を視聴することもできます。詳細は、
01Start公式サイトをご覧ください。