シナネンホールディングスの新しいスタート
2024年7月29日、シナネンホールディングス株式会社は東京都品川区東品川に新本社ビルを移転し、本格的に稼働を開始しました。これにより、グループ内での風土改革と働き方改革がさらなる推進を図ることとなります。この新たな拠点は、シナネンホールディングスの創業地であることから、記念すべき場所でもあり、未来への飛躍を象徴しています。
新本社移転の背景
シナネンホールディングスは2027年に創業100周年を迎えるにあたり、5カ年の第三次中期経営計画を策定。重点施策の一つとして「経営基盤強化」を掲げており、特に風土改革と働き方改革を推進しています。新本社ビルへの移転により、従業員が自律的に働く環境が整い、生産性の向上と個々の成長が期待されます。
「FUN BASE」コンセプトの導入
新本社の設計には「FUN BASE」をコンセプトに掲げ、ポジティブなコミュニケーションと働き方の実現を目指しました。オフィス内にはグループ全体でフリーアドレスを導入し、部門の枠を超えた交流を促進しています。1階のエントランススペースでは季節に応じたフラワーアートが来訪者を迎え、サイネージではグループの歴史を振り返る内容が展示されています。
各フロアの特色
2階から4階はそれぞれ異なるテーマで設計されており、2階は「HOME」、3階は「CAFÉ&PARK」、4階は「LABO」として自律的な働き方を促進する役割を果たします。また、特にアートが盛んな天王洲エリアの特徴を活かし、各フロアの柱には福祉施設所属のアーティストの作品が展示されています。こうした取り組みは、社員が自らの働き方を見つける手助けとなり、クリエイティブな環境作りを支援しています。
来客対応エリアとアート展示
5階には受付や会議室、応接室が設けられており、一部の会議室にもアートが施されています。これらの会議室は、社員参画型のワークショップを通じて名称が決定され、社員が愛着を持てる空間となっています。加えて、展示スペースでは「FUN BASE」コンセプトに基づいたグリーンアートを展示し、社員や来訪者に対してビジュアルアートを通じて企業文化を観て感じられるようにしています。
環境への配慮と未来の展望
屋上には太陽光パネルが設置され、新本社ビルの電力供給の一部を賄うほか、災害時に備えた蓄電池も備えられています。シナネンホールディングスグループは、エネルギーサービスの提供を通じて地域社会の快適な生活に貢献し、脱炭素社会の実現やSDGs達成を目指しています。新たな拠点での取り組みが今後の成長に繋がることを期待しています。
会社概要
シナネンホールディングス株式会社は、1927年に創業以来、エネルギー・住まい・暮らしの総合サービスを提供している企業です。グループのミッションは「エネルギーと住まいと暮らしを通じて快適な生活の提供」であり、様々な新規事業の開発と企業の環境への取り組みを進めています。