アイスランド大統領が「ウーマンズ パビリオン」で語った未来へのビジョン
5月29日、2025年大阪・関西万博の一環として、カルティエが協力する「ウーマンズ パビリオン」において、アイスランドのハトラ・トーマスドッティル大統領によるトークセッションが行われました。このイベントは「アイスランド・ナショナルデー」の一部であり、「ジェンダー平等についてのアイスランド-日本の観点」というテーマで展開されました。
トークセッションの内容
大統領は、自身の遍歴を基に、女性のエンパワーメントと持続可能な社会を実現するための行動について語りました。モデレーターを務めたジャーナリストの大門小百合氏と共に、さまざまな視点から女性の役割の重要性を強調しました。トーマスドッティル氏の背景には、ファイナンスという分野でのキャリアがあり、アイスランド商工会で史上初の女性CEOに就任することによって、そのリーダーシップスキルを育てました。その経験を活かし、政治の世界に進出。史上2人目の女性大統領として、社会の変革に寄与しています。
彼女は「自分の力を信じ、挑戦を続けることが不可欠」というメッセージを送ることで、女性起業家たちの支援を行っている「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(CWI)」の重要性をも再確認しました。これまでに66ヶ国、330人以上の女性起業家をサポートしてきたこのプログラムに、彼女自身も2009年度のフェローとして関わっていることがこの場での意義を一層強めました。
「ウーマンズ パビリオン」とは
「ウーマンズ パビリオン」は、万博において女性の重要な役割に焦点を当てています。それは、未来を切り開き、地球規模の発展を進めるため、女性が果たすべき役割を示すことを目的としています。このパビリオンのテーマは「ともに生き、ともに輝く未来へ」であり、女性のポテンシャルを称賛し、社会における変革の力を強調しています。カルティエは、内閣府、経済産業省と協力し、万博におけるこの取り組みを支えています。
WAスペースの意義
パビリオンの中には「WA」スペースが設けられ、ここでは多様な背景をもつ人々が集まり、対話を重ねる場として機能しています。「WA」という言葉には、和、円、話などの意味が込められており、多様性を大切にする姿勢が強調されています。この空間で行われる講演やパネルディスカッションは、ビジョナリーリーダーや活動家たちと共に、持続可能な未来に向けた行動を促進するための大切な場となります。
参加方法
このトークセッションやその他のイベントは、来場予約を通じてどなたでも参加可能です。カルティエの公式ウェブサイトでは、詳細情報や日程が発表されています。女性のエンパワーメントや持続可能な社会の実現に向けた対話の輪を広げていく楽しみと意義を体験してみませんか。
カルティエについて
カルティエは、ラグジュアリーメゾンとして知られており、独自のクリエイションを通じて美を追求し続けてきました。ジュエリー、ウォッチ、フレグランスなど、多岐にわたる製品群を展開し、熟練の職人技が施されています。カルティエは、世界中のブティックで、その洗練されたデザインを見せています。
大阪・関西万博について
2025年の大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマで、184日間にわたって開催される予定です。2800万人を超える来場者が予想されるこの壮大なイベントで、人類の未来に対する希望と挑戦を考える貴重な機会となるでしょう。