株式会社サンクゼール、地域に根ざした食品製造工場の取得を発表
株式会社サンクゼール(本社:長野県飯綱町)は、2025年に長野市内で固定資産として土地と食品製造工場を取得することを発表しました。この取り組みは、同社の経営戦略である「食のSPAモデル」の強化に寄与し、自社製造商品の供給量を拡大することを目的としています。
固定資産取得の背景と効果
サンクゼールは商品企画から製造・販売までの一貫したモデルを展開しており、このモデルを深化させるために、業務提携や企業のM&Aを積極的に行っています。今回の固定資産取得により、製造機能の向上を図ることで、自社製品の生産能力を高めていく意向です。
特に、この工場の買収は供給体制の安定や柔軟性向上に貢献し、さらに在庫管理の最適化や品質管理の強化にも繋がると考えられています。このような取り組みは収益性の向上にも寄与し、長期的な成長を支える施策だと位置づけられています。
取得する固定資産の詳細
取得予定の土地及び工場については、以下のような概要があります:
- - 所在地: 長野県長野市大字柳原733番地
- - 敷地面積: 3958㎡
- - 既設工場延床面積: 1442㎡
- - 資金計画: 自己資金及び借入金等を利用
なお、投資総額については軽微基準に該当するため公表されていません。
今後のスケジュール
今後のスケジュールについては、
- - 売買契約日: 2025年8月5日
- - 引き渡し予定日: 2025年8月29日
- - 稼働予定日: 2026年6月
として予定されています。
サンクゼールの企業理念
株式会社サンクゼールは、「愛と喜びのある食卓をいつまでも」をコーポレートスローガンに掲げ、地域とのつながりを大切にした経営を行っています。創業以来、信州の食文化を支えるべく、ジャムやワインなど特色ある商品を製造・販売してきました。特に「久世福商店」や「St.Cousair」などのブランドを展開し、全国的な認知を得ています。
今後も、より高品質で安全・安心な商品を提供し続けることで、顧客からの信頼をさらに高め、競合優位性を維持していく考えです。食品業界において、持続可能な成長を志向する株式会社サンクゼールによる新たな挑戦が期待されています。