豊見城市が描くスポーツDXの未来
2025年6月11日、豊見城市(市長:徳元 次人)、西日本電信電話株式会社沖縄支店(支店長:古江健太郎)、株式会社NTTSportict(代表取締役社長:中村正敏)は、地域の活性化を目的とした「スポーツDXによるまちづくり『マチスポ』に関する連携協定」を締結しました。この協定は、スポーツを核にした新しい地域づくりを目指す重要な一歩となります。
1. 連携協定の背景と目的
豊見城市は、2021年3月に策定された第5次豊見城市総合計画に基づき、スポーツと健康的なライフスタイルを促進する取り組みを進めています。しかし、地域活性化にはスポーツコンベンションの推進や多彩なスポーツ事業の実施が不可欠です。この連携協定では、NTTSportictが提供するスポーツ映像の配信を通じて、地域内のスポーツイベントの発信力を強化し、観戦機会を創出することが目的とされています。
また、今回の「マチスポ」による取り組みは、全国で初となるテニスコートでの実証プロジェクトを含むため、期待が特に高まっています。
2. 具体的な取り組み内容
この連携協定のもと、三者は主要なスポーツ施設に対し、スポーツDXソリューションを導入し、地域のスポーツ大会や試合の情報発信力を向上させることを目指します。具体的には、豊見城市民体育館や豊崎海浜公園のテニスコートにAIカメラや固定カメラを設置し、試合映像を自動撮影・配信するシステムを導入します。このシステムは、バスケットボールやバレーボールのような多彩な競技に対応し、生涯スポーツの促進に寄与することが期待されています。
3. 各社の役割
- - 豊見城市: マチスポ実証の運営主体として、実証フィールドを提供し、関係者への協力を求めます。
- - NTT西日本: 実証事業のプロジェクト計画や運営支援を行い、実証後にはAIカメラの本格導入を支援します。
- - NTTSportict: スポーツDXソリューションを提供し、各施設における運用レクチャーやオンラインサポートを行います。
4. 今後の展望
今後、豊見城市は試験的にスポーツDXソリューションの導入を進め、地域コミュニティの活性化を図ります。この取り組みを通じて、スポーツイベントの発信力を高め、生涯スポーツの振興を通じて地域コミュニティを充実させることが目標です。地域住民が気軽に参加できるスポーツ活動を支援し、新たな価値を生み出すことに繋がるこのプロジェクトに期待が高まります。
以上のように、豊見城市の「マチスポ」プロジェクトは、地域活性化を促進する新たな試みとして、多くの人々の関心を集めています。この取り組みが成功すれば、スポーツを通じた地域コミュニティの強化や、新しい観光プログラムの展開など多岐にわたる効果が期待されています。今後の進展が待たれます。